ドジャース・大谷 ブルペン投球再開決定!WS連覇へシーズン終盤に投手“完全復活”だ

[ 2025年3月26日 01:30 ]

<エンゼルス・ドジャース>試合前、キャッチボールする大谷(撮影・沢田 明徳)
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 二刀流の完全復活の照準はワールドシリーズ連覇を狙う秋に向けられた。ドジャース・大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)にブルペンでの投球練習を再開することが決まった。24日(同25日)にデーブ・ロバーツ監督(52)が明かした。2月25日を最後に中断していた投手調整の再始動で、ポストシーズンの重要なピースと位置付けられた。打者では25日(同26日)のエンゼルス戦でオープン戦を終え、米本土開幕に備える。 

 エンゼルス時代のように中堅左横フェンスの「A」のマークに「壁当て」を始めた。試合前に大谷が「公の場」では日本での開幕シリーズ2戦目の19日以来のキャッチボールを再開した。相手を座らせて12球。スプリットなど変化球も交え、力強い球を投げ続けた。

 その直前、デーブ・ロバーツ監督が23年9月の2度目の右肘手術からの投手復帰を目指す調整について「土曜日(29日=日本時間30日)にブルペン投球を再開する」と明かした。前回のブルペン入りは2月25日で、32日ぶりの解禁になる。

 左肩手術明けのリハビリを慎重に進め、開幕シリーズを打者に集中するためという意図があった投手調整の一時中断。再びアクセルを踏む時が来た。指揮官は「25年で最も重要なことは“シーズン終盤”に投打両方を行えるようにすること」と説明した。日本での開幕前に大谷も「体力的にも精神的にもいい期間だった」と語り、投手調整の一時中断を前向きに受け止めていた。佐々木が先発予定の29日のタイガース戦前にブルペン入りを再開すれば、その後は徐々に強度を強め複数回の投球練習やライブBP(実戦形式の打撃練習)登板で段階を上げていくのが通例だ。

 マイナー登板を経ずに復帰する方針で、今季の登板数は間隔を空けながら18~20試合になる見込み。「シーズン終盤」すなわちワールドシリーズ連覇を狙うポストシーズンで期待される投打二刀流フル回転から逆算し、ぶっつけ本番で戻る実戦マウンドは5月下旬~6月上旬が現実的な見立てとなりそうだ。

 エンゼルスとのオープン戦は2打席連続三振で途中交代しても結果は度外視。27日(同28日)からの公式戦再開に備えて25日(同26日)の同戦にも出場予定で、ロバーツ監督は「2打席の予定だが、必要なら3打席でもいい。アウトになろうと、今は打席数をこなすことが大事」と信頼を寄せた。

 いつも想像を超えていくのが大谷だ。日本での凱旋弾で華々しく幕を開けたメジャー8年目。投手調整と打者出場を両立しながら“シーズン終盤”の融合へ。前例のない二刀流第2章がいよいよ始まる。(柳原 直之)

 ≪2度目のじん帯再建術 デグロムは464日後に初登板≫2度目のじん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)から復帰した主な例では、デグロム(レンジャーズ)が抜けて早く、手術から464日後の昨年9月に登板した。ビューラー(ドジャース)は手術から622日後の昨年5月に復帰し、昨秋ワールドシリーズで“胴上げ投手”になった。タイヨン(カブス)は手術から603日後。大谷が仮に今年6月1日に復帰登板すれば、23年9月19日の手術から621日後になる。

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