【センバツ】東海大札幌 前回準Vに続く8強ならず…矢吹&高橋のWエースは夏リベンジ誓う

[ 2025年3月26日 05:00 ]

第97回選抜高等学校野球大会第8日 2回戦   東海大札幌2―8浦和実 ( 2025年3月25日    甲子園 )

<東海大札幌・浦和実>試合に敗れた東海大札幌ナイン(撮影・岸 良祐)
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 東海大札幌は浦和実(埼玉)に敗れ、準優勝した前回出場の15年以来の8強入りはならなかった。序盤は一進一退の接戦を繰り広げたが、8回の5失点で力尽きた。10年ぶりの選抜出場への原動力となった矢吹太寛と高橋英汰(いずれも3年)のダブルエースは大きな経験を手に、さらなる進化を目指し、再び夏に聖地に戻ってくることを誓った。

 8強の壁にはね返され、東海大札幌の25年春の戦いが終わった。矢吹は「凄く他の投手に迷惑をかけたと思っている。だからこそ、また夏に戻ってきたい」と唇をかみしめた。

 矢吹と高橋の“ダブルエース”にとって、ほろ苦い「春」となった。4回から登板した背番号10の高橋は、自己最速タイの143キロをマークするなど7回まで無安打投球も、8回、先頭打者にスライダーを運ばれ右越え三塁打から失点を許した。6三振を奪ったが4回1/3で3安打4失点で、矢吹にマウンドを託した。

 3番手で登板した背番号1は「自分がマウンドに立ったからこそ、1番を背負っているのでチームの代表というか、自分が流れを変えたいと思った」と懸命に左腕を振った。変化球の精度に苦しんだとはいえ、9回には今春に向けて取り組んできた新球ナックルカーブで先頭打者から三振を奪った。先発で4回途中5失点で降板した日本航空石川との初戦、そしてこの日の投球を満足はしていない。「球速はもっと上げたいし、変化球も精度も。自分の良さはコントロールだと思うので、もう一度見直して負けない投手として帰ってきたい」と誓った。

 今春への原動力となったのは、紛れもなく幼い頃から認め合う2人の投球だ。小学6年だった札幌選抜の高橋と苫小牧選抜の矢吹の対戦は、矢吹が完投勝利。中学2年では当時苫小牧シニアの矢吹を、札幌新琴似シニアの高橋が打った。存在と力を認めていた2人の道が東海大札幌で交わり、この先にはまだ「夏」がある。夏までに150キロ到達も見据える高橋は「互いに切磋琢磨(せっさたくま)してやっていく。夏は背番号1で戻ってきたい」と前を向いた。

 遠藤愛義監督は「自分たちの弱さが出てしまった」と話した。守備は1回戦の5失策に続き、この日も4失策。課題も明確になったが、打線は2戦連続2桁安打、そして起用した選手が結果を出し、収穫もあった。「負けたくないし、みんなで高め合って投手の強さを夏までに仕上げていく」と矢吹。東海大四時代の78年以来の春夏連続甲子園へ、立ち止まるわけにはいかない。(竹内 敦子)

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