【センバツ】エナジックスポーツのイーマン琉海 「ノーサイン野球」貫いた本塁憤死「後悔はない」

[ 2025年3月26日 06:00 ]

第97回選抜高等学校野球大会第8日 2回戦   智弁和歌山9―4エナジックスポーツ ( 2025年3月25日    甲子園 )

<エナジックスポーツ・智弁和歌山>7回、本塁を狙いタッチアウトとなるエナジックスポーツのイーマン(撮影・北條 貴史)
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 「ノーサイン野球」の申し子の存在感は圧倒的だった。エナジックスポーツのイーマン琉海(るかい)は1番打者として2試合連続4安打で打率.800。「自分のスイングができたことは良かった」とうなずいた。

 紙一重だったのは3―9の7回2死二、三塁の場面。三塁走者として、二塁走者・砂川誠吾主将とのアイコンタクトで、二塁けん制を受けた時に本盗を試みた。しかし、「自分のスタートが遅れてしまった」と本塁憤死。それでも、続けてきた野球を貫いて「後悔はない」と言った。

 2歳時に10年の選抜決勝、日大三(東京)―興南(沖縄)戦を生観戦。興南のエース・島袋洋奨(元ソフトバンク)が延長12回を完投し、初優勝に導いた一戦だ。沖縄に戻ると自宅にあったおもちゃのバットを手に遊ぶことが増えたという。米国出身の父・ケニーさん(59)は「島袋君のおかげ。“会ってお礼を言いたい”と、いつも家族でその話になる」と笑みを浮かべる。
 一塁アルプス席がチームカラーの青に染まった姿を目に焼きつけたイーマン。「楽しかった。今度は優勝旗を獲りたい」。夏初出場へのキーマンになる。 (杉浦 友樹)

 ◇イーマン 琉海(いーまん・るかい)2007年(平19)11月13日生まれ、沖縄県恩納村出身の17歳。小2時から山田ジュニアクラブで野球を始め、うんな中では軟式野球部に所属。エナジックスポーツでは1年夏からベンチ入り。憧れの選手は吉田正尚(レッドソックス)。将来の夢はプロ野球選手だが、卒業後の進路は大学、社会人を希望。名前は琉球の海が由来。1メートル64、65キロ。右投げ左打ち。

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