新人離れの思考と技術「開幕」確実ロッテのドラ1・西川史礁のプロ1年目がいよいよ、始まる

[ 2025年3月25日 08:00 ]

<巨・ロ>オープン戦全日程を終え、ナインの先頭でファンにあいさつする西川(撮影・長久保 豊)
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 ロッテのドラフト1位ルーキー西川史礁外野手が打率.410でオープン戦を終えた。14試合に出場して39打数16安打6打点、練習試合を含めた全対外試合では22試合に出場して63打数26安打10打点、1本塁打、打率.413という堂々たる成績で、本人が目標としていた開幕スタメンをは確実にしている。

 なぜ、これほどまでに打てるのか?栗原打撃コーチに解説してもらった話をまとめると、(1)ステップした足が着地してからの回転が小さくスピードが速い(2)詰まることを嫌がらないのでボールを呼び込める(3)打てるポイントの幅が広い――という感じになる。基本的に打者は振り遅れて差し込まれることを嫌う。しかし、回転の速さがあれば、多少振り遅れても逆方向へ強い打球が打てる。当然、前でさばくことも可能となり、打てるポイントも広くなる。

 西川は23日の巨人とのオープン戦で3安打したが、第1、第4打席は右方向、第3打席は左前打。オープン戦の全16安打の打球方向を見ると、左7、中4、右5と偏りなく全方向へヒットを打っている。ファーストストライクを果敢に打ちにいく積極性もあり、適応力や修正力も並の新人ではない。21日に昨季の新人王の船迫に三振に打ち取られたが、翌日の対戦では中越えの2点二塁打。23日には第2打席で三振した石川のチェンジアップを、第3打席では左前打とやり返した。14日の広島戦の試合後、西川に不振に陥った時の対処法を尋ねると、こんな答えが返ってきた。

 「自分のやるべきことは常に攻め続けること。どんどん攻めていって、それでダメなら、いろいろ考えて練習して、また自信を持って試合に臨めばいい」

 キャンプから練習試合、オープン戦を通じて西川から似たような発言を何度も聞いた。自分の持っている以上の力は発揮できない。現時点での全力を尽くした上で、力が足りないと感じたのなら、さらに努力して力をつける。そういう野球人生を過ごしてきたのだろう。

 25日は22歳の誕生日。そして青学大の卒業式が行われる。ここからがプロとしての本当の戦い。期待の即戦力ルーキーが、どんな1年を歩んでいくのか、しっかり見守っていきたい。
(記者コラム・大内 辰祐)

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