【センバツ】日本航空石川「いつ石川に戻れるかも分からない」夏は移転先の青梅市から県大会出場へ

[ 2025年3月23日 12:25 ]

第97回選抜高校野球大会第6日 1回戦   日本航空石川(石川) 6―7 東海大札幌(北海道) ( 2025年3月23日    甲子園 )

<東海大札幌・日本航空石川>東海大札幌に敗れ、肩を落とし引き揚げる日本航空 石川ナイン(撮影・中辻 颯太)
Photo By スポニチ

 日本航空石川(石川)は東海大札幌(北海道)に6―7で逆転負け。18年春以来7年ぶりの甲子園白星を逃し、昨年元日の能登半島地震と9月の記録的豪雨で大きな被害を受けた地元へ勝利の報告を届けることができなかった。

 5―5で迎えた8回に敵失で勝ち越したが、5回途中から登板して好投を見せていた2番手・長井孝誠(3年)が9回につかまった。2死一塁までこぎつけながら、四球を与えた一、二塁から連続適時打を浴びて2点を失った。

 長井は「抑えきれずに悔しいです。自信のある変化球を使えば抑えられると思っていたのですが…」と唇をかみしめた。能登半島地震直後だった昨年の選抜大会は1回戦で常総学院(茨城)に0―1で敗れ、長井自身も1/3回しか投げられなかった。「今回も最後を勝ちきれなかった。自分の弱さだと思います。(地元に)勇気を与えたいと思いつつ、自分たちは全国制覇を目指してやっていた」と話した。

 日本航空石川は多くの生徒が東京都青梅市に避難して学校生活を送る中、野球部は練習環境確保のため昨年5月に輪島市へ戻っていた。今年4月にはサッカー部やバスケットボール部、剣道部も戻る予定だったが、4階建て校舎の基礎部分の亀裂や傾きなどが判明。帰還計画は延期となり、野球部も選抜大会後に青梅市へ移ることが決まっている。

 中村隆監督は今月10日頃、甲子園組と輪島に残った選手たちにそれぞれ青梅移転を伝えたと説明。選手から動揺は感じたかとの問いに「そればかりは僕らは何ともできないので。やるしかないと思います。校舎も危険があるということで仕方がないですね」とコメントした。地震後から選手たちのメンタルケアに留意してきたが「環境が変わるので最初は慣れるまで大変かな」と思いやり、「いつ石川に戻れるかも分からないので」と夏の大会は青梅から石川県大会に出場する見通しを示した。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年3月23日のニュース