ミキハウス・松永遥平、下半身主導のフォームで確かな手応え 最速153キロ右腕は今季守護神候補

[ 2025年3月21日 17:10 ]

3年目の飛躍を期すミキハウス・松永(提供写真)
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 確かな手応えをつかみつつある。最速153キロを誇るミキハウス・松永遥平投手(24)。今オフ、下半身主導の投球フォームを模索していたところ、エースである桜井俊貴からシンプルな言葉でコツを伝えられた。

 「ケツからケツ。それしか意識してない」

 身長1メートル72と投手では小柄な部類だが、松永は元来、高い身体能力の持ち主。50メートル走は6秒台を切る俊足で、実際、東亜大では2年まで左打ちの外野のレギュラーだった。3年からは鹿児島高以来の投手に戻り、ミキハウスにも投手として入社したが、上体の強さに頼った投球で好調が長続きすることはなかった。

 「桜井さんがおっしゃった感覚が分かってきたのは最近で。去年までは試合で投げた次の日には腕と肩に疲労が出て、連投ができなかった。このまま上(半身)を意識していてはダメだなと。今は全然、力を入れなくても良い球が行っている感覚があります」

 これまでの反省も踏まえ、冬の間は、下半身主導のフォームづくりに取り組んだ。力の入れ具合が難しかったが、桜井からの助言が大きなヒントに。投球時の並進運動の際、右から左の臀部へ力を移し替えることを意識したところ、上半身の力に頼らずとも直球が走るようになった。今季、初の公式戦となった大阪府・和歌山県春季大会のNSBベースボールクラブ戦は、わずか10球で1回無失点。完全な振り遅れが目立つなど、威力抜群の直球で圧倒した。

 今季からは元巨人の左腕・高橋優貴が加入。昨季、先発としてフル回転した桜井とともに、左右の二枚看板が揃った。成長著しい2年目右腕・野口聡大、経験豊富なベテラン右腕の高橋康平、成長を遂げた変則左腕・仲尾元貴の顔ぶれも充実する。ここにストッパーとして松永が加われば、投手陣の厚みは格段に増すことは明らか。陣田匡人監督も「真っすぐで空振りを取れますし、ショートイニングをフルパワーで行くイメージ。楽しみにしています」と高く評価する。

 「自分の1球で勝負決まることもある。大事な場面でも安心して任せていただけるようなピッチャーになりたいですし、少しは先発もやってみたい思いもあります」

 入社3年目の今季。躍進に向けて、準備万端整った。

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