【センバツ】天理・林田天真 滋賀学園の西銀次と絆をつないだ公衆電話

[ 2025年3月21日 06:00 ]

第97回選抜高校野球大会第3日 1回戦   天理1―5山梨学院 ( 2025年3月20日    甲子園 )

<天理・山梨学院>2回、天理・林田は送りバントを決める(撮影・椎名 航)
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 【ブラボ―な春】天理の背番号18・林田天真(3年)は、昭和のような連絡手段で絆をつなぎ、親友と同時に甲子園にたどり着いた。今春選抜に出場する滋賀学園の西銀次とは保育園からの同級生。小中学時代の所属チームも同じだった。学校が終われば西の自宅の庭へ走り、午後8時まで2人きりで練習する毎日を過ごした。

 中学に進むと「甲子園で会おうや」と約束し、互いに別の高校に進んだ。高校では、いつも隣にいた親友に相談したくても、天理も滋賀学園も野球部はスマートフォンの使用が禁止。悩んだときは寮にある公衆電話で、相手の野球部寮に電話をかけた。「すみません、西くんをお願いします」。固定電話同士の会話で励まし合い、2人ともに2年夏までベンチ入りできない苦しい日々を耐えた。

 互いに2桁背番号ながら、甲子園で会う約束をかなえられた。昨年末は小学生の頃のように西の自宅の庭で打撃練習をし、健闘を誓い合った。「間違いなく2人での練習が僕の原点です」。滋賀学園は22日に浦和実との初戦を迎える。一段落すれば、甲子園の思い出も公衆電話で語り合う。 (河合 洋介)

 ◇林田 天真(はやしだ・てんま)2007年(平19)9月23日生まれ、奈良県天理市出身の17歳。小1から朝和イーグルスで野球を始めて投手と遊撃手を務める。中学では橿原磯城リトルシニアに所属。天理では2年秋から背番号17でベンチ入り。50メートル走6秒3、遠投95メートル。1メートル71、74キロ。右投げ右打ち。

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