中畑清氏 佐藤輝 潜在能力開放で今年のセ・リーグは阪神中心?

[ 2025年3月18日 05:30 ]

阪神・佐藤輝明
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 【キヨシスタイル!】やってくれたねえ、阪神。プレシーズンゲームでメジャーリーグ開幕戦を控えたカブス、ドジャースを相手に2試合連続完封勝利だよ。大谷翔平、メジャー一色の世界に一石を投じた。日本野球のレベル、ここにありってね。

 カ軍戦に先発した門別が5回をパーフェクト投球。まだ一勝もしてない3年目左腕がしっかり腕を振れば、ド軍戦ではエース格の才木が昨季ワールドチャンピオンの強力打線を5回1安打に封じた。しかも7奪三振。後続の投手も続き、2試合とも散発3安打しか許さなかった。

 誰がマウンドに立っても抑えられる質の高い投手陣だけじゃない。打線もよくなってるんだよ。

 一番目立つのが佐藤輝の成長だ。カ軍戦ではホッジの内角に食い込む変化球を捉えて右前タイムリー。ド軍戦ではサイ・ヤング賞に2度輝いたスネルの152キロの真っすぐを捉えた。右翼スタンドに飛び込む3ランだ。

 去年と明らかに違うのはタイミングの取り方。今年は足を上げず、すり足に近い形で投球を待っている。足を上げると崩されやすいが、この形ならポイントまでボールを呼び込むことができ、軸がぶれることはない。選球眼がよくなって悪球打ちが減り、捉える確率が上がる。

 元々、長打力はあるわけだから、この形を続ければ、打撃3部門とも数字は上がる。ヤクルト・村上、巨人・岡本のタイトル争いに割って入れるんじゃないかな。

 今年のセ・リーグは連覇を目指す巨人を軸に回ると思っていたけど「ちょっと待った!」だな。ひょっとしたら阪神が中心に躍り出るかもしれない。強力な投手陣。打線も今の時点で1番から9番までスラスラ名前が出てくるのはここだけだ。

 近本、中野、佐藤輝、森下、大山、前川、木浪(小幡)、梅野(坂本)、そして投手。伸び悩んでいた感のある佐藤輝が3番に収まって潜在能力を解放すれば、つながりのある強力打線になる。
 きょう18日、メジャー開幕戦が東京ドームでプレーボールを迎える。メジャーはメジャーでしっかり楽しんでさ。その後は、メジャーに引けを取らない日本のプロ野球もお見逃しなく。応援のほど、どうぞよろしく!(スポニチ本紙評論家・中畑 清)

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