苦悩の山田哲人 負傷離脱前、石橋貴明に打ち明けていた思い「沼にはまってる」「全然ダメな方向に」

[ 2025年3月11日 19:55 ]

キャンプで黙々とバットを振るヤクルト・山田哲人
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 お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(63)がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)が9日に放送され、ヤクルトの山田哲人内野手(32)が公私で親交の深い石橋に対して苦悩を打ち明けた。

 芸能界屈指の野球通で知られる石橋。通常はスタジオにゲストを招いて楽しく野球トークを繰り広げる同番組だが、この日は恒例のプロ野球春季キャンプ取材に出かけた様子として「潜入!キャンプシリーズ第4弾【ヤクルト編】」が放送された。

 沖縄・浦添キャンプを訪れ、オープニングから「私は今回、山田哲人選手に直撃したいと思います」とあえて名前を出し、特に気にかけている様子を見せていた石橋。高津監督、長岡、吉岡コーチ、清水、中村、石川、奥川と精力的にインタビューしたあとで山田については「スペシャルゲスト」と紹介して多くの時間を割いた。

 そして、「とにかくですね、私はてっととは仲が良いので。あえて厳しいことを言わせていただきますけども」と山田に向かって切り出した石橋。「この2、3年ちょっと、てっとらしさがない!と僕は見ているんですけども。てっとらしさがなくなってしまった…ご自身はどうお考えですか?」と続けた。

 これに山田は「結果、数字が見ての通り出てないんで。ケガもしましたし、ケガだけじゃなくて単純に技術不足。もっとああしたら良かったのになぁとか、こうしないといけないのになっていうのがあるんですけど、そこがなかなか直らなくて。いろいろいろんなこと考えてしまって。沼にはまってる感じですね」と何度も「え~…」を挟みながら苦悩のにじむ口調で話した。

 オフの契約更改会見で「自分に必要なものが見つかったという発言を…」と石橋に水を向けられると「必要なものっていうか、そういう打撃技術の部分なんですけど、こういう意識で立つとそういう癖が直るというか。そういうことを発見…できたのかなと思って…そういう発言をしたと思うんですけど。単純にいろんなことに挑戦していくなかでいろいろこう試そう、ああ試そうと試した結果、全然ダメな方向に行ってしまったというか、自分のいいところがなくなってしまって、それが戻らなくなったというか…」とさらに苦悩を打ち明けた。

 NPB史上唯一のトリプルスリー(同一シーズンに打率3割、30本塁打、30盗塁)複数回(3度)達成者。だが、昨季は打率.226、14本塁打に終わり、盗塁はわずか1だった。

 盗塁1を石橋が気に掛けると、これについては「自分の長所はスピードだと思うんで。それが一番の武器だと思って入団もしているんで。そこが欠けてしまっているなっていうふうには凄い思ってますね、いま」と声を落とした。

 そして、石橋が先にインタビューを済ませていた高津臣吾監督(56)が「基本的にはもちろん哲人を使いますけど、哲人もうかうかしていられないと思いますよ?」と若手の台頭に期待していたと聞かされると、山田も「その通りだと思います…」とポツリ。

 石橋から「とにかく健康な体で。ちゃんとセカンドで143試合、キャプテンが出ないと!」と励まされると「そうですね…。元気な体で1年間、過ごしたいなと思ってます」と神妙な声で返した。

 あまりに元気のない声に石橋は思わず苦笑い。「もうてっと大丈夫?昔からちょっとね、もう心配でしょうがないんですよ、てっとは。それでも甘えん坊のてっとが日本シリーズで勝って泣いた瞬間に“てっと良かったね”って俺もらい泣きしたぐらい感動したシーズンが…。もう一度見せてよ!てっと!」とさらに力強く励まされると「そうですね、見てる人に何か感じてもらえるような1年にしたいですね」と少し明るくなった声で返した山田。

 ヤクルトファンに向けて決意表明を促されると「いつもご声援ありがとうございます。今年は2年連続5位ということでしっかりAクラス…いや優勝、そして日本一を目指して頑張りたいと思います。ご声援よろしくお願いします」とあいさつ。石橋から「頑張ってください!」と言われると、最後は「はい!」と元気な声で答えた。

 しかし、山田はこの収録後、3月1日の巨人戦で負傷し、翌2日から欠場。5日に「左手指の腱の脱臼」と診断され、開幕戦出場は絶望的となっている。

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