巨人・マー君 初「伝統の一戦」で甲子園の4万1839人の大歓声独り占め!収穫と課題の3回1失点

[ 2025年3月10日 05:30 ]

オープン戦   巨人8―2阪神 ( 2025年3月9日    甲子園 )

<神・巨>2回、大山を三振に仕留めた田中将(撮影・平嶋 理子)
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 初の「伝統の一戦」を全身で感じた。巨人田中将大投手(36)が9日、阪神とのオープン戦に先発して3回2安打1失点で調整をまた一歩進めた。駒大苫小牧時代の思い出が残る甲子園登板は楽天に在籍した昨年3月6日のオープン戦以来で、巨人のユニホームでは初めて。巧みな投球術で最少失点でしのぎ、実数発表となった05年以降の阪神主催のオープン戦では最多の観衆4万1839人の視線を独り占めした。

 一瞬で甲子園を支配できる。聖地に愛される“マー君”たるゆえんだ。巨人のユニホームをまとって挑んだ初の「伝統の一戦」。田中将は、毎回先頭の出塁を許しながら1失点にまとめた。収穫と課題の残る48球を振り返るように、最後は何度もうなずきながらマウンドを後にした。

 「驚きましたね。タイガースのファンの方からああいう歓声があるとは思ってなかったので。うれしかったですね」

 敵も味方も関係ない。自然と湧き起こった大歓声に背中を押された。試合前のスタメン発表で「田中将大」の名がコールされると、4万1839人の大観衆が一気に沸いた。高ぶる気持ち。初回先頭の近本を4球続けてボールの四球で歩かせてからが真骨頂だ。続く中野を142キロ直球で押し込み、遊ゴロ併殺に取った。

 3回は無死二塁を招いてオープン戦6イニング目にして初失点したが「あの場面は、ある程度(狙ったコースに)いった」と納得の表情だ。1死一、三塁からは1、2番を思惑通りに内野ゴロに打ち取り、最少失点で予定の3回を終えた。

 阪神は1~9番まで主力級が並ぶベストオーダー。開幕後も「サンデー・マー君」として日曜日に投げ続ければ、3カード目の4月6日(東京ドーム)に早くも再戦する。前哨戦を終えて「いい打者がそろってて、いい打線だと思う」と分析し、本番での快投も思い描いた。

 次回は16日のカブス戦(同)で2番手として3イニング以上を予定。20年以来、5年ぶりのメジャー球団との対戦を「楽しみ」と語り、「出た課題をしっかりと練習します」とすぐに足元も見つめた。内定している30日のヤクルトとの開幕第3戦(同)まであと3週間。完全復活を期す勝負のシーズンへ、調整はついに最終段階へと入る。(村井 樹)

 ▽田中将と甲子園 駒大苫小牧時代は2年春夏、3年夏と3度出場。2年夏は京都外大西との決勝で最速150キロを計測し、連覇に貢献。3年夏は早実(西東京)との決勝で斎藤佑樹(元日本ハム)と投げ合い、引き分け再試合の末に敗れた。高校での通算成績は12試合で8勝0敗、防御率2・07。プロでの公式戦登板は22年5月24日の阪神戦まで計5度。阪神との交流戦4試合、11年の東日本大震災直後に楽天主催だったオリックス戦を合わせた計5試合で2勝2敗。10年には阪神・石川から適時打も放った。

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