大谷兄・龍太監督 初陣で初勝利!選手に求めた「鉄則」3か条 翔平との2つの共通点は?

[ 2025年3月9日 05:00 ]

社会人野球JABA東京スポニチ大会   トヨタ自動車東日本3―1茨城トヨペット ( 2025年3月8日    等々力 )

<トヨタ自動車東日本・茨城トヨペット>ウイニングボールを手に笑顔のトヨタ自動車東日本・大谷監督(左)と中里(撮影・松永 柊斗)
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 8日に開幕し、予選リーグ7試合が行われた。トヨタ自動車東日本は3―1で茨城トヨペットを破り、快勝発進。今季から指揮を執るドジャース・大谷翔平投手(30)の兄・龍太監督(36)が初陣を飾った。12度目の優勝を狙うENEOSはJR西日本を下し、宮沢健太郎新監督(44)も白星発進となった。

 大谷監督が動いた。上着を脱ぎ、マウンドに走った。3―0の9回に1点を失い、なお無死一、二塁。マウンドに集ったバッテリーより長身の1メートル87の指揮官は「焦らずにいこう」と笑顔で語りかけた。その後1死満塁から、遊直による併殺で逃げ切った。

 「監督の初陣、と言っていただけるんですけど、選手が主役。新チームになり1つ勝ったので凄くうれしい。ホッとしています」

 今大会最年少監督が初陣を飾った。花巻東(岩手)で、弟の1学年下だった左腕・中里が150球の熱投で7安打1失点完投。高校で弟の翔平と、社会人で兄・大谷監督と一緒に戦った29歳は「結構、ゲラ(すぐにゲラゲラ笑う)なんです。あといたずら好き」と2人の共通点を挙げた。

 現役時代は外野手だった大谷監督は前沢(岩手)出身で、独立リーグなどを経て12年からトヨタ自動車東日本でプレーした。22年からコーチで今年から監督。キャンプ、オープン戦では、(1)弱い姿を見せない、戦う姿を見せる(2)全員が試合に入り込む、当事者になる(3)全力疾走、全力プレーと、3つの「鉄則」を求めた。「やりたい野球はなくて、どうしたら彼らの能力を100%出せるか、そこは常に考えていきたい」と哲学を明かした。

 11年の3月11日に起こった東日本大震災。チームは復興、活性化を目的に12年に休部状態から復活を果たした。予選リーグを勝ち抜けば3・11に準決勝、決勝を迎える。「震災の次の年にできたチームですので、凄く意味のある日」。大谷監督の瞳はユニホームのように赤く燃えていた。 (柳内 遼平)

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