56歳のサミー・ソーサは野球殿堂入りを諦めず「いつか私たちにも扉が開かれる日が来ると信じている」

[ 2025年3月4日 05:53 ]

特別コーチとして、カブスのキャンプに参加したサミー・ソーサ(左) (AP)
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 サミー・ソーサ(56)はマーク・マグワイアとともに、1998年にロジャー・マリスの年間本塁打記録「61本」に挑戦し、全米を熱狂させた人物。マグワイアはその年に70本、ソーサは66本の本塁打を放った。しかしながらステロイドの使用に関与していたことが発覚、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、マグワイアらとともに、記者投票で野球殿堂に入れなかった。

 それでもソーサは、USAトゥディ紙のインタビューで「いつか流れが変わると信じている。誰も完璧ではない。時間がすべての傷を癒してくれる。本当に、いつか私たちにも扉が開かれる日が来ると信じている」と主張している。

 ソーサはステロイド使用を認めていないが、昨年12月にカブス(92年から04年まで在籍)復帰への道を開くきっかけとなった手紙の中で「過ちを犯した」と認めた。マグワイアは違法な薬物を使用していたことを公に認めている。ソーサは12月19日の手紙で「私の時代の選手が、成績が正当に評価されない理由は理解している。シーズン162試合を戦い抜くために、ケガからの回復にあらゆる手段を講じたこともあった。私は法律を破ったことはないが、今振り返ると過ちを犯していた。そして、それを謝罪する」と記した。

 ステロイド使用者に対して寛容な見方をする人は、当時の野球界がその実態を知りながらも、スポーツへの関心を集めるために見て見ぬふりをしていたと指摘している。マグワイアは2023年にUSAトゥデイの取材に対し、「当時は検査がなかったため、何も違法ではなかった。(ステロイド使用は)広く蔓延していた」と付け加えた。

 ソーサは「マークのインタビューを読んだよ。彼の言うことに同意する。検査はなかったし、ルールもなかった。私たちは法律を破ったわけではない。でも、みんな気づいていなかったわけじゃないだろう」と言う。しかしながらソーサは2022年の最後の殿堂入り記者投票で18.5%の票しか獲得できず、選出に必要な75%には遠く及ばなかった。彼が望みを託すのは、今年12月に開催されるコンテンポラリー・ベースボール・エラ・コミッティ(殿堂入り選手やメディア関係者を含む16人の委員会)だ。

 23年、通算493本塁打のフレッド・マクグリフがここから殿堂入りを果たしている。通算609本塁打のソーサは、歴代9位にランクイン。1998年から2002年にかけて5シーズン連続で49本以上の本塁打を記録し、そのうち3シーズンで60本以上を放った唯一の選手。「自分が成し遂げたことを誇りに思っている。素晴らしいシーズンを過ごしたし、陽性反応が出たこともない。だいたい当時はルールがなかった。ただ懸命にプレーし、多くの人々を喜ばせただけさ」と主張している。

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