大谷“涙目”のヘッドバンプ空振り 臨時相棒は雪辱誓う「次回再びチャンスがあれば反応したい」

[ 2025年3月4日 01:30 ]

オープン戦   ドジャース6-3ホワイトソックス ( 2025年3月2日    グレンデール )

<オープン戦 ドジャース・ホワイトソックス>4回、安打を放った大谷だが一塁コーチとのヘッドバンプの儀式は空振り(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャース大谷翔平投手(30)は2日(日本時間3日)、ホワイトソックス戦に「1番・DH」で出場し、2試合連続安打の中前打を放った。恒例の一塁コーチとヘルメットをぶつけ合う「ヘッドバンプ」はまさかの“空振り”となったが、二塁ベースへ左手を胸の前に浮かせたまま滑り込む新スライディングを実戦で初披露した。打って、走って、調整を加速させていく。

 苦笑いするしかなかった。初回は見逃し三振に倒れ、4回無死の2打席目。大谷がマイナー右腕のカットボールを中前にはじき返し、2戦連続安打となる中前打を放った直後だ。一塁ベースコーチとヘルメットをぶつけ合う恒例の「ヘッドバンプ」を試みるも、まさかの“空振り”。首をさらに90度近くまで深く折り曲げたが、交わることはなかった。

 「私には初めてのこと。彼とクレイトン(マッカラー前一塁コーチ、現マーリンズ監督)のやりとりだと思っていたから、全然予想していなかったんだ」

 頭をかいてこう話したのは、臨時で一塁コーチを務めた傘下3Aオクラホマシティーのマニー・ブリス打撃コーチだ。この日はチームを2つに分けて、キャンプ地でホワイトソックス戦、敵地でアスレチックス戦を同時刻に戦う「スプリットスクワッド」と呼ばれる日。今季から一塁コーチを務めるクリス・ウッドワード氏や、デーブ・ロバーツ監督は敵地に向かい、ホ軍戦には不在だった。「彼は少し笑っていた。もし、次回再びチャンスがあれば反応したい」とはブリス打撃コーチ。中継ではハイライト映像で何度も紹介されるなどイジられ、大谷もインスタグラムのストーリーズを更新して“空振り”写真に悲しい涙目の絵文字を添えた。

 一方、収穫もあった。この“空振り”の直後にT・ヘルナンデスの三ゴロの間に一塁から走り、二塁ベースへ左手を胸の前に浮かせたまま滑り込んだ。昨年のワールドシリーズで盗塁を試みた際に左手を地面に強く、悪い形でついたことで脱臼した。その後、手術した左肩を考慮しての改良で、ロバーツ監督も「左手を脇から離さず、体を支えることにならないよう気を配っている」と効果を語っていた。取り組んできた新スライディングを実戦で初披露した。

 先月25日以降はブルペンに入っていないが、試合前にはキャッチボールを行った。二刀流復活で活動量は昨季より増えるが「(キャンプ中は)連戦をするわけでもないし、体重が落ちる心配はない。シーズン中は落ちるくらいなら増えた方がいいという捉え方」と心構えを口にする。3日(日本時間4日)は試合がなく、今キャンプ初の休養日。オンとオフを切り替え、来たる開幕に向け準備を整える。(柳原 直之)

≪今季新相棒はクリス・ウッドワード氏≫
 今季から一塁コーチを務めるクリス・ウッドワード氏(48)は、14年途中からマリナーズで一塁コーチ、16~18年はド軍で三塁コーチを務めるなど経験豊富だ。19年から22年途中まではレンジャーズで監督を務め、昨季はド軍の特別アシスタント兼巡回コーチで、終盤やポストシーズンはチームに同行していた。前一塁コーチのクレイトン・マッカラー氏は走塁面で大谷を支え、自己最多となる59盗塁をサポート。大谷は“新たな相棒”との「ヘッドバンプ」だけでなく、走塁面でのさらなる成長にも注目が集まる。

≪「日本でも種で」翔平祝う T・ヘルナンデス予告弾≫
 本塁打を放った選手にベンチ前でひまわりの種を投げつけて祝う役目でおなじみのT・ヘルナンデスが、6回に今春オープン戦初アーチを放った。ベテラン遊撃手ロハスからひまわりの種を投げられ「ボールがよく見えている。良いコンタクトができた」と笑顔。初来日となる約2週間後の開幕シリーズを楽しみにしており「翔平には本塁打を1本だけではなくて、3本、4本くらいを期待している。日本でも種で祝いたい」と予告した。

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