ド軍指揮官 “デビュー戦”で3回途中1失点の佐々木朗希に合格点「良かった。かなり満足している」

[ 2025年2月26日 08:40 ]

<ドジャースキャンプ>佐々木の登板を見つめる(左から)大谷、ザイディ特別顧問、ロバーツ監督、フリードマン編成本部長(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャースの佐々木朗希投手(23)が、米アリゾナ州グレンデールでの全体キャンプ11日目となった25日(日本時間26日)、特別ルールで行われたホワイトソックスとの練習試合に登板した。ライブBP形式のもので、マイナーリーグ選手を含めたホワイトソックスの選手と対戦。ドジャースでの対外試合初登板となった。

 まさかの出だしとなった。先頭打者のティールは、23年ドラフト1巡目(全体14位)でレッドソックスに入団した有望株。そんな左の好打者・ティールに2球目直球を、いきなり右越えに被弾する船出となった。ただ、その後は落ち着いて打者を料理し、遊ゴロ、左飛、空振り三振で後続を断った。最後、4番への右打者には3球連続スプリットで空振り三振にしとめる佐々木らしい投球も見せた。

 左翼ファウルゾーンでは、ブルペン投球を終えた大谷翔平投手も見守った一戦。加えて、山本由伸投手やロバーツ監督、ゴームズGM、フリードマン編成部長ら幹部も視察する注目度の高さだった。

 1イニング目を10球で終え、迎えた2イニング目は打者3人を二ゴロ、二ゴロ、三ゴロと15球で3者凡退。被弾以降は完璧に封じてみせた。直球、スプリット中心にスライダーも織り交ぜ、2回を25球で1安打1失点だった。

 ロバーツ監督は試合前「2イニングを投げてもらう予定」と話していたが、佐々木は3イニング目も続投。四球、左中間二塁打、四球とリズムを崩し、この回13球で降板となったが、約100人のファンから大きな拍手が送られた。打者延べ10人に対して3回途中2安打1失点、2四球、1三振となり、デビュー戦はキラリ光るものを見せる一戦となった。

 登板後、取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は「朗希は良かったと思う。今日3イニング投げた。球速は良かった。スプリットと変化球を混ぜて、相手打者に追いかけさせようとする球が多かったと思う。明日彼と話をして、どう感じているか聞いてみる。でも、私たちの投手陣と話した限りでは、私たちはこの試合にかなり満足している。(球速は)90マイル台半ばと言ってもいいくらいで、まさに私たちが期待していた通りだったと思う」と合格点を与えた。

 また「彼の言葉を借りれば、彼はまだ完成品ではありません。私たちもそう感じています。繰り返しになりますが、彼の投球の組み合わせがメジャーリーグの打者に対してどのように機能するかを見るだけで、彼の自信はさらに増していくと思います。ですから、現在、彼は私たちのストレングススタッフや投手陣と良いルーティンを組んでいます。彼はメジャーリーグベースボールにかなり慣れつつあります。良い状態にあります」と評価していた。

 佐々木はここまでキャンプではブルペン調整を行い、19日(同20日)には初のライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板。延べ9人の打者に対し安打性の打球は1本に抑え、2三振を奪った。注目右腕の“初登板”にファン200人、休養日だった大谷ら関係者100人が集結。最速95マイル(約153キロ)を計測し、最大の武器であるスプリットも切れ味抜群だった。

 23日(同24日)には、詳細なデータを集めるために室内で約30球を投じ、マーク・プライアー投手コーチは「彼の基準値を調べた」と説明。東京ドームで行われる3月19日の開幕2戦目、カブス戦の先発が“内定”している右腕については「好奇心旺盛でやる気に満ちあふれている。非常に社交的で、こうした関係性が好結果に結びつく」と評した。

 また、21日(同22日)には自身のインスタグラムで結婚したことを発表し、練習後に結婚会見。相手については詳細を伏せたが、「優しい方。一緒にいて落ち着くというか、自分らしくいられるなと思いました」とのろけながら明かしていた。

 ▼本塁打したホワイトソックスのカイル・ティール「インサイドの速球だった。彼は本当に才能がある。本当に良い投球をする」

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