つば九郎の魂はいつまでも…盟友ドアラが12日ぶりブログ更新「ありがとう」 ファンから共感続々

[ 2025年2月22日 15:42 ]

試合後、ドアラとセッションするつば九郎(右)
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 中日の球団マスコット「ドアラ」が22日、自身のブログを更新。悲しみを必死に抑えたその内容に全国の野球ファンから共感と励ましの声が相次いでいる。

 これまで毎日のようにつづられていたドアラのブログ。だが、今月10日のエントリーを最後にぱたりと止まった。この日の更新は、それ以来12日ぶり。その間には、ヤクルトの球団マスコット「つば九郎」の魂を31年に渡って担っていた球団スタッフの訃報が伝えられていた。

 多い時は一日に何度も更新されていた、つば九郎のブログは3日のエントリーを最後にストップ。6日には、つば九郎の体調不良により4月までのイベント参加中止と長期休養がヤクルト球団から発表されていた。

 関係者、そして全国の野球ファンが回復を心から願っていたが、つば九郎の魂は16日に天国へ。19日には球団がスタッフの訃報を発表した。つば九郎の体の中には内臓と愛しかないが、マスコットの魂を担うスタッフの訃報が発表されるのは異例のことだった。

 つば九郎とドアラはともに1994年デビューの同期にあたる。シーズン中にはお互いのホーム球場にどちらかが駆け付けて筆談トークショーなどのイベントを開催することもあり、2015年から始まった一羽と一匹によるディナーショーは毎回大盛況だった。

 愛とユーモアにあふれる毒舌を得意とするつば九郎。ドアラを時には「びじねすぱーとなー」と呼び、時には「おわりのきょしょう」と持ち上げる。

 中日の公式パフォーマンスチーム「チアドラゴンズ」(チアドラ)のメンバーにつば九郎がいたずらを仕掛けたり、ドアラが仲裁に入る光景もファンにとってはおなじみだ。つば九郎が2021年12月に「まふゆのだいぼうけんだ!!」として9年ぶり2度目のFA宣言をした際には、年明けの残留会見にスーツを着たドアラが代理人として登場したこともある。

 昨年9月にはデビュー30周年を記念して人気女性ファッション誌「an・an」の表紙をそろって飾り、仲睦まじい2ショットもカラーで多数掲載された。同誌の表紙をマスコットが飾るのは史上初の快挙だった。そんな愛すべき、唯一無二の相棒が…。

 この日、「まえをむいて」のタイトルで12日ぶりにブログを更新したドアラ。

 「どうもドアラです。今日からオープン戦が始まります」と書き始めると、「いろんなことがあります。いろんな思いがあります」と空がたくさんの雲で覆われ、灰色に見える海の写真を掲載。「ありがとう」と今は空を自由に飛んでいるであろう相棒の名前をあえて出さずに感謝を伝えると、「みんなもありがとう」と心配をかけた仲間たちにも感謝した。そして、「まえをむいて自分のできる事を。みんなの笑顔のために」と続け、「なにかしら頑張ろう」といつもの決め台詞でブログを締めくくった。

 悲しみをこらえた盟友の言葉に、コメント欄には共感と励ましの声が続々と届き、更新から5時間足らずでその数は500件を突破。

 「ドアラさん。つらいのに更新ありがとうございます」「ドアラさんがブログをアップしてくれるだけで皆んなみんな涙腺崩壊してます」「あなたはベストパートナーです。落ち込んでたら、先生からふるぼっこされそうですね」「ドアラさん、つばちゃんと仲良くしてくれてありがとうございます」「うけとめられなくて、ないてばかりいました。でも、ドアラさんのことばでまえをむけそうです。きっと、つばちゃんもそれをのぞんでいる」「ドアラも、がんばりすぎないでね」「先生も身体大切にして下さいね。本当によろしくお願いします」「ドアラさんもえみふる!!」などとメッセージが殺到している。

 ヤクルトファンを中心に野球ファンの思いはみんな同じ。だが、いつもブログを「みんなえみふる」で締めくくるオスの中のオスの魂は今でもヤクルトを、ドアラを、そしてみんなを空から見守っている。「みんなえみふる」。それがきっと最大の願いであり、残された者へのメッセージだ。

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