「二塁打V4」中のDeNAが沖縄に持ち込んだ周知の秘密兵器マシン これで今年も「ベイに金棒」!

[ 2025年2月19日 12:00 ]

DeNAが沖縄に持ち込んだ「アイ・ピッチ」
Photo By スポニチ

 DeNA球団関係者によれば、沖縄・宜野湾キャンプで「ポップ音」が響くのは球団史上初だという。

 同地の室内練習場。打撃練習の打球音が聞こえてくる中、今キャンプではその一角に「ポップ音」がまじっている。「カツンッ、カツンッ」ではなく、「デュボドーン、デュボドーン」という独特な打球音。

 これは、データを基に投手の球筋を最大160キロ近くまで再現できる高性能打撃マシン、「アイ・ピッチ(i Pitch)」から放たれる「テーター・ボール(Tater・ball)」を打つ音。アイ・ピッチ&テーター・ボールのセットは、球団はキャンプでは初めて今回から本格運用を開始した。

 梅田雅之バイオメカニクスアナリストによれば、「アイ・ピッチ」を球団で購入したのは昨オフ。既に当時も複数球団が同マシンを運用していた。DeNAは昨キャンプも宜野湾に持ち込んだが、前回はテーターボールがなく硬式球のみを使用したため、運用は控えめだった。

 テーターボールとは、手にストレスを感じることなく硬式球同様の感覚を得ることができる(その打音を“ポップ音”と表現する)特殊ボールのことだ。

 2月中に160キロ近くの球速で目慣らしし、データがあれば大勢(巨人)、高橋(中日)、大瀬良(広島)らの球筋、変化球さえ再現しテーターボールで打てる。キャンプ中、東妻純平、森敬斗、度会隆輝、松尾汐恩らが積極的にマシンと向かい合い「ポップ音」を響かせている。

 森は「打感(打ったときの手の衝撃)が柔らかいので本当に助かる」と明かし、牧秀悟は「僕はまだ打ちませんね。打撃フォームをつくる時期なので、そっち優先ですかね」と話す。向き合うスタンスは選手それぞれだ。

 それでもチームが宜野湾で「周知の秘密兵器」を本格運用させ始めたことは、27年ぶりリーグVを狙う番長政権にとって、前向きなトピックと言える。

 番長政権は昨季リーグトップのチーム打率・256に加え、就任以来過去4年間、「二塁打」数で12球団トップをひた走っている。「二塁打V4」は、まさに打力の象徴だ。

 投手力にも目が向く中、野手陣が宜野湾で「ポップ音」を響かせ始めた今季。技術が磨かれ「ベイに金棒」となり得る打力がどこまで昇りつめるか。今シーズンの注目点の1つと言える。(大木 穂高)

この記事のフォト

「DeNA」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年2月19日のニュース