巨人・マー君 移籍後初のシート打撃で充実18球 “幼なじみ”坂本斬り!「意識は当然あった」

[ 2025年2月18日 05:30 ]

シート打撃に登板し、坂本(右)に投げ込む田中将(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 日米通算200勝まであと3勝に迫る巨人田中将大投手(36)が17日、加入後初めて実戦的な投球を解禁した。沖縄・那覇キャンプでカウント1―1に設定したシート打撃に初登板。小学校時代のチームメート、坂本勇人内野手(36)と2打席勝負するなど延べ打者8人に対して2安打1三振と上々の内容だった。詰めかけたファンからも大きな拍手を受け、完全復活へまた一歩前進した。

 田中将は1人目の吉川に中前打を許した後、小学生時代に「昆陽里タイガース」でチームメートだった幼なじみの坂本を打席に迎えた。夢のような光景に集まった8000人のファンからは今キャンプ一番の拍手と歓声が起きた。18・44メートルを挟んで向かい合うのは23年3月24日のオープン戦(東京ドーム、結果は中飛)以来、696日ぶり。「お互い調整段階だが、意識は当然あった」。鋭さを増した眼光で対峙(たいじ)して外角直球で遊ゴロに打ち取った。

 2打席目は四球。調整段階とはいえ「ウオーミングアップの時から(打席に)立つ、立たないの話はしてましたけど、ファンの方々に楽しんでいただけたなら良かった」と笑った。坂本も「意識がないといえば、そんなことないですけど、二岡ヘッドコーチが計らいでやってくれた」とうれしそうに振り返った。

 加入後初のシート打撃登板は延べ打者8人に対して計18球。内野安打1本を含む2安打に抑え、充実感たっぷりに何度もうなずきながらマウンドを後にした。

 「まず、今日このステップを踏めたことが良かった。無事に終わって、打者に向かって投げられて良かった」

 日米通算197勝の貫禄も見せた。吉川との2度目の対戦ではスプリットで空振りを奪って追い込み、最後は内角低めスライダーを振らせて三振。マウンドでは最後まで力むことなく、久保巡回投手コーチとキャンプ初日から取り組む体が縦回転に近い「縦振り」のフォームを確かめるように丁寧に腕を振った。直球は142、3キロを計測。阿部監督は「やろうとしていることをちゃんとやろうとしていた」と評価した。

 次はいよいよ対外試合のマウンドへ階段を上がる。調整が順調に進めば22日からのオープン戦3連戦での登板を見込まれ、「もう少しゲームの時によりいいものを出せるように準備していくだけです」と見据えた。プロ18年目で初めて1勝もできなかった昨季の屈辱から完全復活へ――。視界は沖縄に広がる青空のように良好だ。(村井 樹)

 ▼巨人・久保巡回投手コーチ(田中将の実戦的な投球を見て)今日はまあまあ。(22日からのオープン戦登板へ)十分、いけるでしょ。

この記事のフォト

「巨人」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年2月18日のニュース