中村紀洋氏 オリックス移籍後に選手生命の危機 医師から通告「障害が残るかもしれません」

[ 2025年2月7日 20:05 ]

中村紀洋氏のYouTubeチャンネル「ノリ流チャンネル」から

 近鉄などでNPB通算2267試合に出場し、404本塁打を誇る中村紀洋氏(51)が7日、自身のYouTubeチャンネル「ノリ流チャンネル」を更新。プロ野球選手生命の危機に立たされた過去のエピソードを明かした。

 ドジャースからオリックスに移籍した2006年は肉離れや死球を起因とした故障が相次いだ。5月のヤクルト戦で左手首に死球を受け、かばいながらプレーするうちに右手も痛めた。さらに8月11日の敵地ソフトバンク戦で左肘に死球を受けて出場選手登録を抹消。この年は以降の試合で出場はなく「手術を受けることになってしまった。ケガで苦しんだ1年」と振り返った。

 これが選手生命の危機となりかねない手術だった。「肘にボールが当たって内出血したんですよ。その出血が手首まで降りてきて血がたまっている状態。早く復帰しなきゃいけないという思いで10日で上がったろうと思ってたんですよね。練習をしてもしっくりこないんですよね。ずっとしびれた状態で。ずっと(指が)ピクピクって。ちょっとおかしいなと思ったんで、かかりつけの病院に行って調べたら手首の尺骨が神経と癒着している。“だから痛いんです。おそらく原因はデッドボールと今までの疲労からの癒着ではないか。おそらくずっと痛みやしびれはずっと残ってしまう”と診断されてどうしましょう、と」と当時の医師とのやり取りを明かした。

 当時、尺骨を取り除く手術を行った打者はおらず「どこの世界、全国の病院にも症例がなく、どうしましょうという感じ」と振り返った。しかし、取り除けば痛みはなくなるが「ちょっとでも手術中に神経に触れてしまうと障害が残るかもしれません」と医師から告げられたことも明かした。

 フリーアナウンサーの羽村亜美から「野球人生が終わってしまうじゃないですか」と振られると、中村氏は「そこで終わりかなと思っていたんですよ」と現役引退の可能性も視野に入れていたことを告白。それでも「痛みさえ取れれば大丈夫です。(左手小指曲がって)こうなろうがバットは振れます」と手術の同意書にサインした。羽村から「悩まなかったんですか?」と振られると「基本的には野球をやることが前提です。もし障害が出たとしてもバットは握れるだろうと」と話した。

 失敗すれば選手生命の危機となる可能性もあった手術は大成功。「先生たちも大歓声でした。全身麻酔じゃないので話が全部聞こえているんですよ。ここ(左手)だけ麻酔してあとは全部記憶があるんですよ。終わりましたって言った時に看護師さんとか手術室に入っている人みんなが大拍手で」と振り返った。

続きを表示

「オリックス」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年2月7日のニュース