ソフトバンク3位・安徳 1本の動画が運命変えた! 大学で才能開花、地元球団へ

[ 2025年1月15日 05:00 ]

ノックを受けるソフトバンク・安徳(撮影・岡田 丈靖)
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 【25年版球界新士録(2)ソフトバンク3位・安徳駿投手】 最速152キロ右腕の安徳は「全部、運が良かったんだと思います」と謙虚に語る。久留米商時代は「プロになるなんて絶対に無理だと思っていた」と福岡県内の大学への進学を目指していた。

 1本の動画によって運命が変わった。高3時はコロナ禍で数々の大会が中止となり、スカウト活動にも制限がかかっていた時期。そんな中、動画サイトYouTubeで富士大・安田慎太郎監督の目に留まったのが、安徳だった。

 「観客の方だと思うんですけど、2年の時の夏の大会をYouTubeに上げてくれていた人がいて。(再生数は)全然でしたが、偶然おすすめに出てきたみたいです。高校の監督に連絡がかかってきたんです」

 当初は遠方である岩手に行かなければならないため、進学には後ろ向きだった。それでも高校の恩師に説得され送り出されると才能が開花。昨年のドラフトでは富士大から支配下4人、育成選手2人がプロ入りした。競い合える環境も大きかった。

 「同級生も意識が高い選手が多くて。監督さんの指導、練習メニューも自分に合っていたんだと思います。球速も20キロくらい伸びたので。全てにおいて動画で見られた時から運が良かったなと僕は思っています」

 本当のサクセスストーリーはここからだ。実家はファーム施設に車で30分もかからないという地元球団に指名され、踏み出したプロ生活。女手一つで育ててくれた母・文子さん(44)への恩返しも胸に、地元球団で輝きを放つ。(木下 大一)

 ◇安徳 駿(あんとく・しゅん)2002年(平14)5月18日生まれ、福岡県出身の22歳。久留米商では甲子園出場なし。富士大からドラフト3位でソフトバンクに入団。最速152キロの伸びのある直球が武器。背番号は28。1メートル78、78キロ。右投げ右打ち。

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