【新春インタビュー 広島・新井監督(1)】2025年は挑戦の一年 キーワードは変化
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挑戦の一年が始まろうとしている。育て、そして勝つ。広島に課された難題に、就任3年目の新井貴浩監督(47)は「変化」というワードを掲げて立ち向かう。下馬評を覆す首位快走から、9月の急失速で4位に終わった昨季。選手を深く観察し、モチベーションを引き出してきた指揮官は、予期せぬ結末にどんな教訓を得たのか。リーグ制覇、日本一へ。雪辱への思い、具体策を聞いた。(取材・構成 江尾 卓也)
――昨年10月5日の最終戦。新井監督のあいさつは印象深く、メッセージ性に富んでいました。“(25年は)さまざまなことが変化する年になる。痛みも伴う”と。その真意、意図を教えてください。
「僕が常に心がけているのは、自分の気持ちに正直に発信していくということ。心から思っていることを、ファンの皆さんの前でお伝えしました」
――戦前の下馬評が低い中、2年連続で優勝争いをした。ただ勝ち切れていません。最終戦後の発言には、首位から急落した9月の戦いぶりが根底に?
「そうです。9月の戦いに感じるものがあったので。就任1年目の夏場、さあ、これからだ…という時に、主力が軒並みケガで離脱しましたよね。その反省を踏まえ、昨季は中堅以上の野手に適度な休養を与え、9連戦でも先発陣の間隔を詰めなかった。救援陣にしても、3連投させたのは数えるほどしかないはずです。プランニングやマネジメントをしっかりやって、故障者は1人もいなかった。にもかかわらず、ヨシ、行くぞ…と戦意に燃えた9月に月間20敗です。大前提として、僕自身の力が足りなかったというのがありますが、チームとしても限界を感じました」
――9月の失速だけを捉えて課題山積と見る向きもありますが、成果や収穫もたくさんあったと思います。
「投手も野手も、若い選手がだんだん成長してきていると思いますよ。代表例は矢野。凄く力を付けたと思います。小園も、侍ジャパンの戦いぶりを見ると分かるように成長していますし、サク(坂倉)にしても、前半戦にあれだけ苦労したのは初めてでしょうけど、後半戦に大きく巻き返し、貴重な経験をしたと思いますね。投手で言えば黒原が凄く成長しましたし、アドゥワ、塹江…挙げたら、きりがないぐらい。投手も野手も、昨年一年で力をつけた選手がたくさんいるので、成長をさらに加速させていかないといけないと思っています」
――年末のOB会では“3年後、5年後を考え、新しい力を育てないと、光が差してこない”とも。世代交代を進める…という方針で間違いないですね。
「その通りです。間違えていないです」
――就任1年目のオフは、よくあの戦力で2位になった。来年が楽しみ…というムードでした。2年目はさらに健闘して夏場まで首位を走ったのに、9月の20敗でまた違った空気感があります。世代交代を進める3年目の目標を教えてください。
「もちろん、リーグ優勝、日本一ですよ。勝つことと育成することは両立できない、凄く難しいことだ…と言われていますよね。だからといって可能性がゼロじゃない。これは就任当初から言っていることですが、育てながら勝つ…というテーマを、今年はなるべく高次元で展開していきたい。結果、若い選手が跳ねてくれたら優勝につながるかもしれない。情熱と希望を持って、立ち向かっていきたいと思っています」
(2)につづく
▽新井監督の24年シーズン終了あいさつ 昨季最終戦となった10月5日のヤクルト戦後のセレモニーで「来季はさまざまなことが変化する年になる。変わらないといけない。痛みも生じる」と意味深に予告。逆襲を誓う就任3年目に向けて「若い選手は成長しつつある。決して何も残らない、残すことができなかったシーズンとは思っていない」と強調し、「9月にこのような結果になったのは私の力不足。覚悟と信念を持って強いチーム、強い選手を育てたい」と誓った。
〇…6年ぶりリーグVが目前だった広島にとって、昨年9月の失速は痛恨の極みだ。1日時点の首位から19日後には4位後退。わずか5勝で、月間20敗は球団ワーストとなった。8月までの好調の要因は投手陣の頑張りにあった。4得点以下の試合は34勝46敗5分けの勝率.425。打撃陣が低調な6月は月間防御率1.50で勝ち越しに導き、7月も負け越し1つにとどめた。しかし、9月は月間防御率4.29。単純計算で5点ないと勝てず、4得点以下の試合は2勝20敗の勝率.091。大瀬良、床田、森下の先発3本柱は1勝もできなかった。月間4本塁打も、20試合以上を消化した月では球団ワースト。25年は苦境を打開する一発のある打者の台頭が望まれる。
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