【2024年の高校野球】被災地の思いを背負ったセンバツ…日本航空石川、星稜の戦い

[ 2024年12月14日 14:43 ]

アルプススタンドの応援を受け力投する日本航空石川・猶明
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 1月1日に起きた能登半島地震から復興途上の地元の期待を背負い石川県から2校がセンバツに出場した。

 4年ぶり3回目出場の日本航空石川(石川)は、初戦で強豪・常総学院(茨城)と対戦。0―1で敗れ、6年ぶりの初戦突破はならなかった。

 輪島市の学校も大被害を受け、グラウンドは使用できず山梨県にある系列校などに練習拠点を移さざるを得なかった。

 被災地を離れることに後ろめたさを感じる生徒もいたが「勝利を届けることが1つの恩返し。泥くさく元気にプレーする自分たちの野球で、多くの人が笑顔になれば」と気持ちを切り替えて全力プレーに徹した。

 初戦で敗れはしたが、日本航空石川に一番大きな拍手が送られたのは言うまでもない。

 一方、秋の明治神宮大会を制した星稜(石川)は、初戦で田辺(和歌山)、2回戦で八戸学院光星(青森)、準々決勝で阿南光(徳島)を次々撃破。ベスト4に進出した。

 星稜の芦硲(あしさこ)晃太主将(3年)は、1回戦で敗れた日本航空石川の宝田一慧(ほうだ・いっけい)主将(3年)からLINEでメッセージを貰っていた。「絶対に優勝してくれ」という文面に「任せとけ」と返信した。

 被災地から出場したチームの主将として「地震が起きて野球ができることが当たり前じゃないと感じた。できる環境を与えてもらった甲子園で全力で野球をやろう」と感謝の気持ちを胸に石川県勢初優勝を見据えた。  

 準決勝では優勝した健大高崎(群馬)を相手に4―5と大接戦を演じた。

 両校とも紫紺の優勝旗には届かなかったが、被災地・石川の暖かい光となった。

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