メッツオーナー ソトとの交渉裏側語る「獲得できないかもしれない」から30分で状況一変 決め手は?

[ 2024年12月13日 08:59 ]

本拠・シティ・フィールドで記念撮影するメッツ・ソト(AP)
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 メッツとのプロスポーツ史上最大の15年総額7億6500万ドル(決定時のレートで約1147億5000万円)で契約を結んだファン・ソト外野手の入団会見が12日(日本時間13日)、メッツの本拠地シティフィールドで行われた。

 ソトが会見の壇上に登場し、背番号22のユニフォームに腕を通すと大きな拍手。26歳のスラッガーは「ここでファミリーの一部となれてわくわくしている。勝利のフランチャイズをさらに成長させていきたい。ハッピーだし、興奮している」と抱負と喜びを語った。

 ソトはヤンキースでプレーした昨季、自己最多の41本塁打、同2位タイの109打点と大活躍。その後にFAになり、1年前に大谷翔平選手がドジャースと結んだ10年総額7億ドルを上回る超大型契約を手にした。

 激しい争奪戦の末にメッツ入りを選んだ理由を問われ、ソトは「メッツは素晴らしいオーガニゼーション(組織)だ。勝ち続け、王朝を築き上げようとする力をすべて備えている」と説明した。

 メッツのスティーブ・コーエンオーナーは、メッツの地元中継局「SNY」の取材にソトとの交渉過程について明かし「簡単なプロセスではなかった」と交渉が難航した時期もあったと振り返った。

 コーエンオーナーは「何度も、まるで上流に向かって泳いでいるような気分になり、約束の地にたどり着けるかどうか分からない時があった。合意の夜には、フロリダのレストランで友人と夕食を取っていたが、電話を受けるために外に出て戻ってきたときに“彼を獲得できないかもしれない”と言われた。それから約30分後に状況が一変し、突然“そんなに遠くない、これは実現するかもしれない”と気づいた。短時間で非常に感情的な瞬間だった」と一時獲得が難しい状況になっていたことも明かした。

 決め手となったのがメッツの優勝への本気度だった。ソトが「勝ち続けることにどれだけ飢えているか」と10年間で何回優勝したいと考えているかを質問。コーエンオーナーが「2~4回」と答えたことがソトの決め手の一つになったとされる。

 ソトは会見で「神のご加護のもと、ここで15年間、できる限りの優勝を目指し、毎日頂点に立とうとしている」と発言した。さらに会見後にソトはSNYの取材に対し「メッツがヤンキースよりも良かったとは思わない。テーブルの上には5つのチームがあったが、メッツやヤンキースとは関係なく、最後の瞬間まで全てのチームが競り合っていたと思う。ヤンキースは私を戻すために全力を尽くしてくれたと感じているが、他の4つのチームも同じように私を快適に感じさせようと努力してくれた。最終的には、全てを考慮し、チャンスを見て、他のチームが次の15年間で何をしたいのかを見て、ここが勝つための最高のチャンスだと思った」と移籍先を決断した理由を説明した。

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