菊池雄星 花巻東後輩・大谷翔平の快挙喜ぶ ア軍ナインも生観戦で興奮「クラブハウスも盛り上がっていた」

[ 2024年9月20日 12:55 ]

ア・リーグ   アストロズ3―1エンゼルス ( 2024年9月19日    ヒューストン )

エンゼルス戦で力投するアストロズ・菊池(AP)
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 アストロズの菊池雄星投手(33)が19日(日本時間20日)、本拠でのエンゼルス戦に先発。先制点こそ許したが、今季最多タイの101球を投げ、6回5安打1失点、9奪三振と好投を見せたが、打線の援護なく1―1の7回から救援にマウンドを譲り、今季10勝目はお預けとなった。それでもチームは接戦を制し、ア・リーグ西地区優勝へのマジックを1つ減らして5とした。

 初回、先頭のウォードに先頭打者本塁打を被弾していきなり先制点を与える立ち上がり。その後も2死二、三塁とピンチを招いたが、最後はワガマンを空振り三振に仕留めて最少失点で切り抜けた。

 2回以降は立ち直って無失点投球。すると、打線が菊池の好投に応えようと4回無死一、三塁から6番のカラティニが中前へ適時打を放って同点に追いついた。

 菊池は移籍後先発した8試合は全てチームが勝利し、自身は5連勝中。5回は中飛、右飛であっさり2死を奪うと、最後はネトを見逃し三振に仕留めこの日7個目の三振を奪った。

 6回は先頭のシャヌエルに左前打を許したが、ドゥルーリーを右飛、オハピーを見逃し三振、ワガマンを空振り三振に仕留めて打線の援護を待った。しかし、1―1の7回から右腕ネリスがマウンドに上がり、勝ち投手の権利は得られなかった。

 打線はその後8回2死満塁から7番シングルトンが2点適時二塁打を放って勝ち越し。9回は2死走者なしから今季途中までドジャースで大谷翔平と同僚だった左翼ヘイワードが遊撃後方への飛球をスライディングキャッチで好捕。エンゼルスがチャレンジを要求するほどの際どい打球だったが、ビデオ検証でも判定は覆らず、試合が終了となった。

 試合後、菊池は花巻東の後輩にあたるドジャース・大谷翔平が史上初の「50―50」を達成したことにも言及。この日はドジャース戦が試合前に行われていたこともあり「ウォーミングアップの最後の瞬間に50本を見て興奮しました。クラブハウスも盛り上がっていましたし、その瞬間を見られてうれしかったです。日本人としてうれしく思います」と笑顔で話した。

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