広島、首位攻防戦初戦完敗で2差後退 “キラー”森下踏ん張れず4失点…G戦3年ぶり黒星

[ 2024年9月10日 21:01 ]

セ・リーグ   広島1―6巨人 ( 2024年9月10日    マツダ )

<広・巨>6回、降板する森下(左から2人目)(撮影・岸 良祐)
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 6年ぶりリーグ制覇を目指す2位・広島は10日、本拠マツダスタジアムで行われた巨人との首位攻防3連戦第1Rに1―6で敗れ、2連敗でゲーム差は2に広がった。先発登板した森下暢仁投手(27)は6回途中7安打4失点で、自身3連敗となる7敗目(10勝)。巨人戦は2021年10月10日から8連勝中だったが、同戦では21年8月24日(東京D)以来となる黒星を喫した。

 3連勝なら優勝マジック16が点灯する3連戦の大事な初戦を託された森下。前回3日のDeNA戦(横浜)は5失点を喫して今季最短の4回で降板したが、この日の登板を前に「いいパフォーマンスを出せるように」と意気込んでいた。

 菅野との背番号18対決に臨んだ右腕だったが、初回1死から坂本に高め直球を捉えられ、左越え先制ソロを被弾。それでも2、3回は走者を出しながらも無失点でしのぎ、4回はカーブを効果的に使って岡本和、モンテス、浅野を3者凡退。5回は2死から菅野に右前打を打たれて一、二塁のピンチを招くも、坂本の左翼ポール際ファウルグラウンドへの打球をスライディングキャッチする末包の好守備に救われた。

 しかし6回、再び2死からモンテスの右前打と浅野の死球で一、二塁とし、門脇に左中間を破る2点二塁打を打たれて追加点を献上。なお2死一、三塁から菅野の代打・秋広に左前適時打を浴びて4失点目。大事な一戦で“お得意様”相手に踏ん張れず、105球で無念の降板となった。

 打線は巨人先発・菅野を打ちあぐね、3回の菊池の中安打の1安打のみ。菅野の降板で流れを変えたいところだったが、6回に2死一、二塁から3番・野間の右前二塁打で1点を返すも反撃はここまで。巨人6投手の前に6安打に終わり、森下を援護できなかった。

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