T・ヘルナンデスHRダービー初優勝「スーパーハッピー」大谷翔平が「引っ張り過ぎないように」助言

[ 2024年7月16日 12:26 ]

本塁打競争で優勝したドジャースのT・ヘルナンデスは投手役のイーベルコーチと笑顔(撮影・柳原 直之)
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 大リーグのオールスター戦前日恒例となっているホームランダービーが15日(日本時間16日)、レンジャーズの本拠、テキサス州アーリントンのグローブライフ・フィールドで行われ、ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手(31)が初出場で初優勝を飾った。ドジャースの選手としては初めてで、優勝賞金100万ドル(約1・5億円)を手にした。

 1回戦は8選手中、4位となる19本を記録し、準決勝に進出。準決勝はフィリーズ・ボームとの延長戦を制し、決勝に駒を進めた。決勝は14本を放ち、ウィットの13本を上回って栄光を手に。後攻のウィットが1本差にまで迫る激戦となり、スタンドのファンは総立ちで大熱狂した。

 優勝会見に臨んだT・ヘルナンデスは「スーパーハッピー」と日本でもお馴染みになった満面の笑みを見せた。

 1回戦では応援役を務めた大谷が助言を送るシーンも見られ「翔平からは“左中間に打った方がいい。ボールを引っ張りすぎないように”と言われた」と明かし、「左中間にスイングした方がより勝つチャンスがあるからと思う」と自身もそれに倣ったと明かした。

 また、昨年王者のゲレロがブルージェイズ時代に自身が着用した背番号「37」のユニホームを着て激励。「ビッグサプライズだった。昨日ホテルで“君にサプライズがあるよ”と言われていた。休憩時間に彼は私のところにきて“落ち着いて”と言ってくれた。2度それがあり、うまくいったと思う」と同じドミニカ共和国出身の強打者の存在も励みになったと感謝した。

 T・ヘルナンデスは大谷翔平と仲が良いことで知られ、大谷が本塁打を放った際はヒマワリの種を投げて祝うことで知られる。また、打線では中軸に座り、勝負強さを発揮している。

 今季成績は95試合で打率・261、19本塁打、62打点。

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