【高校野球】超進学校・北野の138キロ右腕が13K「全部投げるつもり」フル回転で8強目指す

[ 2024年7月15日 18:20 ]

第106回全国高校野球大阪大会2回戦   北野8―1北摂つばさ ( 2024年7月15日    万博 )

<北野・北摂つばさ>7回1失点と好投した北野・福永(撮影・河合 洋介)
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 全国屈指の進学校である北野が北摂つばさを8―1で下し、初戦を突破した。

 最速138キロ右腕・福永吏都(3年)が被安打2、13奪三振で1失点完投勝利を挙げた。

 「最初はかなり緊張しながら投げていたけど、野手に何とか助けられました。立ち上がりは直球が浮いていたので、変化球を使っていこうと思いました」

 スライダーやカーブ、シュートなど5種類の変化球を器用に織り交ぜて相手を翻弄(ほんろう)。直球の制球が定まった終盤は、速球中心に押し込んだ。

 同校は今年度に東大11人、京大59人が現役合格。今春大阪大会では4回戦進出と硬式野球部の成績も優秀で、過去には北野中時代を含めて甲子園に春夏通算5度出場している。

 大阪では2年連続で私立勢が8強を独占中。「試合展開次第では自分が全部投げるつもりです。8強を目指して全員で頑張りたいです」と先を見据えた。

 ◇福永 吏都(ふくなが・りと)2006年(平18)8月10日生まれ、大阪府豊能町出身の17歳。5歳からキングブレーブスで野球を始めて投手や捕手を務める。吉川中では軟式野球部に所属。北野では1年夏に背番号20でベンチ入りし、1年秋から背番号1。50メートル走6秒5、遠投90メートル。1メートル81、74キロ。右投げ右打ち。

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