10年ぶりOB戦は巨人の勝利 「代打、オレ」で中畑監督が藤川氏から鮮やかヒット

[ 2024年7月15日 19:55 ]

伝統の一戦~レジェンズOB対決~   巨人OB ― 阪神OB ( 2024年7月15日    東京ドーム )

<巨・神 OB戦>5回、安打を放つ中畑氏(撮影・藤山 由理)
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 2014年以来10年ぶりにプロ野球90周年記念試合「伝統の一戦~レジェンズOB対決~」巨人―阪神OB戦(5回制)が開催され、3回に福王昭仁氏(60)の適時打や清水隆行氏(50)の犠飛などで3点を挙げた巨人OBが3―2で逆転勝ちした。

 阪神OBは2点を追う最終5回、OB会長で監督を務める川藤幸三氏(75)が「代打、オレ」で登場。バットに水を拭きかけて気合を入れたが、巨人・角盈男氏(68)の初球を空振りするとわずか1球で桧山進次郎氏(55)と交代した。チームは代打・田淵幸一氏(77)の中前打などでチャンスをつくり1点を返したが、最後は2死一、三塁で今成亮太氏(36)が井納翔一氏(38)の前に左飛に倒れた。

 巨人OBの勝利は決まったが、特別ルールで5回裏の巨人の攻撃が実施された。2死からOB会長で監督を務める中畑清氏(70)が「代打、オレ」で登場。阪神は藤川球児氏(43)をマウンドに送ったが、中畑氏は2ボールからの3球目を鋭いスイングで叩き、三遊間を見事に破る左前打を放ち、一塁ベース上でガッツポーズした。

 OB戦はプロ野球90周年を記念したもので、球団創設90周年を迎える巨人とライバル阪神のレジェンズが集結。デーゲームの巨人―阪神終了後にナイターで実施され、スタンドにはファンが多く残って3万5000人の観衆となり、現役時代の登場曲や応援歌で盛り上がった。

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