「楽天キラー」西武・今井 プロ8年目で初の開幕投手!光成が右肩張りで出遅れ、同じ「ロン毛右腕」が救う

[ 2024年3月5日 03:00 ]

西武の今井
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 西武の今井達也投手(25)が、29日の楽天戦(楽天モバイル)で開幕投手を務めることが4日、分かった。プロ8年目で自身初の大役となり、宮崎・南郷キャンプ中に首脳陣から通達された。楽天戦は21年から9連勝中と抜群の相性を誇る右腕。5年ぶりのリーグ優勝奪回を目指す戦いは、「楽天キラー」の投球とともに幕を開ける。

 16年夏の甲子園優勝投手の今井が、プロ8年目にして初の開幕投手を任された。チームの開幕投手は21年から3年連続で高橋が担ってきたが、今季は右肩の張りを訴え調整が遅れている状況。エースのピンチを、同じロン毛右腕が救う。

 楽天に対しては相性抜群だ。21年から9連勝中で、昨年8月16日には完投勝利をマーク。同日の7回に島内に被弾するまでは、21年から52回2/3を連続自責点なしに封じるなど圧倒してきた。さらに、開幕の舞台となる楽天モバイルは昨年4試合に登板して3勝0敗、防御率1・20と無傷。「イメージは凄く大事。名前が挙がった時に相手が嫌がる存在で、試合前から嫌なイメージを持たせられる」とキラーぶりを自負している。

 ここまでの調整も順調だ。2日はロッテとの練習試合で今季初の対外試合に先発。気温9度という極寒の中、3回5安打1失点にまとめ、厳しい寒さが予想される仙台での開幕戦の予行演習を済ませた。最速は156キロを計測。「去年と比べたら、思っていたより球速が出ていたので良かった」と手応えをにじませていた。

 このオフは2年連続で巨人・菅野、メッツ・千賀らを指導してきた「鴻江スポーツアカデミー」に参加。下半身主導のフォーム習得に成功した。「やってきたことが形になっている」。自身初の2桁勝利を挙げた昨年以上の好結果を見据える。

 今後、開幕投手の発表は球団のイベント内で実施するとみられる。昨年の5位から巻き返しを狙うチームの初陣。一皮むけた剛腕が、自信を持って、大役を担う。

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