巨人・岡本に原前監督求ム「主将の品格」 就任2年目奪冠に向けリーダーシップ期待

[ 2024年1月19日 05:30 ]

ファンクラブ会員とゴルフを楽しんだ原氏(読売巨人軍提供)
Photo By 提供写真

 巨人前監督でオーナー付特別顧問の原辰徳氏(65)が18日、今季が主将2年目となる岡本和真内野手(27)に「主将の品格」を求めた。監督時代には「ビッグベビー」「若大将」と命名。昨年、自己最多の41本塁打で本塁打王を獲得した主砲に、成績面に加えて4年ぶりのリーグ優勝奪還へ向けたリーダーシップを期待した。

 期待しているからこその言葉だった。原前監督は東京都稲城市の「よみうりゴルフ倶楽部」で行われた、ファンクラブ会員限定イベント「第2回CLUB GIANTSゴルフ選手権」に参加。主将2年目を迎える岡本和への注文を口にした。

 「日々成長していっているんでね。年々年々。まあ、少々これからは品格という部分もね、一回りつけていってもらえるとありがたいなと思いますね」

 昨年まで監督を務めた第3次政権。昨年は岡本和を第20代主将に指名した。自己最多の41本塁打で2年ぶりのタイトルを獲得したが、チームは2年連続の4位。20年以来4年ぶりのリーグ優勝へ、パワフルな打撃に加え、主将として強くチームをけん引することを望んだ。

 レギュラー定着2年目だった19年は不振だった6月に「ビッグベビー」と命名し、その後復活。31本塁打を放って2年連続30発をクリアしたことから、そのオフに自身の愛称を継承する2代目「若大将」に指名した。第3弾ともいえるのが「主将の品格」だった。岡本和は昨年3月のWBCで2本塁打を放ち、侍ジャパンの世界一に貢献。疲労の残る中でチームに合流した際、原前監督はオープン戦の試合途中の帰宅を許可したが、試合後まで残りチームを鼓舞した姿に成長を感じ取ったという。その上で「品格」をさらなる成長のキーワードとして挙げた。7日の自主トレ公開で「トータルでいい数字はもちろん出したい。求められているのは打点とホームラン。僕が打ってチームを引っ張っていきたい」と今季へ意気込んだ岡本和に、前監督の期待も大きい。

 阿部新監督にバトンを渡した原前監督。4年ぶりのリーグ優勝への鍵は、岡本和のキャプテンシーと考えている。(川島 毅洋)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年1月19日のニュース