カブス 17年のダル獲得も6年愛…変わらぬ“ほれた選手”諦めず獲りにいく姿勢で大谷獲りなるか

[ 2023年11月10日 02:30 ]

大谷翔平
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 17年12月、大谷の争奪戦に敗れた時、カブスはセオ・エプスタイン編成本部長とジェド・ホイヤーGMの体制だった。16年の日本ハムの春季アリゾナキャンプで、大谷がピオリアで登板した時も編成トップの2人がスタンドに陣取り、早くから熱意は他球団を上回っていたが、敗れた。

 忘れられないのはそれから2カ月後だ。2人は6年総額1億2600万ドル(当時約135億円)でダルビッシュの獲得に成功。エプスタイン氏は入団会見で私に「11年オフ、ダルビッシュのポスティングの時に我々の入札額はレンジャーズに次ぐ2位だったと聞いている。ようやく獲得できたよ」と笑顔で明かした。この時も6年愛、時計の針を戻して獲得した。2人でダルビッシュの住むダラスに飛び、本人に直接アピールしていた。右腕も「カブスに来たら、こういうことができるよと、いろいろプレゼンしてくださった。全部が凄かった」と感謝していた。その後エプスタイン氏は退団し、ホイヤー氏が編成本部長となったが、一度ほれ込んだ選手は諦めずに再び獲りにいく、その姿勢は変わっていない。再び6年愛を実らせることはできるか。(奥田秀樹通信員)

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