来年のドラフトの目玉・明大宗山が主将に就任

[ 2023年11月10日 15:25 ]

明大の主将に決まった宗山(左)と女性初の主務の岸上
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 古くは高田繁、星野仙一、最近では柳裕也、森下暢仁らが付けた背番号「10」をこの男が背負う。現役最多の通算94安打を記録、来年のドラフト1位確実と言われる宗山塁(3年=広陵)が明大を背負って新シーズンに挑むことになった。

 「自分がこうしたいという思いで自信を持ってチーム作りをしたいです。1人では全員をまとめるのは大変なので副将や同期たちと話し合って勝てるチームを作っていきたいです」

 宗山はそう言って全員一丸を強調した。今年は上田希由翔・前主将(ロッテ1位)と同部屋で過ごし、主将の苦悩を身近で見てきた。選手として引っ張るのはもちろんだが、全員が優勝に向けて同じ方向を向く必要性を肌で感じ取っている。

 春は連続でキープしていた3割を切り、春秋ともベストナインを逃した。「いろいろ試したけど、最後まで自分のバッティングができなかった。点数を付けるなら50点にも届かない。このオフは誰にも負けない練習量をこなして、もう一度バッティングフォームを作り直したい」とチーム作りと並行して自分の打撃を見つめ直すという。すでに94安打を記録し、あと2シーズンで何本上乗せできるか。連盟記録は131。本人は記録を意識せず1試合、1打席に集中するつもりだ。

 戦後初となる4連覇を逃し、来季は新たにV1を目指す。人前で話すことは苦手な宗山だが「下級生も含め、これからはどんどんコミュニケーションを取ってやっていきます」と先頭に立つ覚悟はできている。

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