DeNAドラフト1位・度会 カラオケ100点の実力で熱き星になる!1年目から異例の球団歌参加熱望

[ 2023年11月3日 05:30 ]

<ENEOS・日本通運>初回、渡会が同点適時打を放つ(撮影・篠原 岳夫)
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 DeNAからドラフト1位指名を受けた度会隆輝外野手(21=ENEOS)が2日、川崎市のENEOSとどろきグラウンドで日本通運との練習試合に「4番・右翼」で出場。2打数2安打1打点と躍動し、球団歌「熱き星たちよ」への歌唱参加を熱望した。三浦大輔監督(49)はじめ、主力選手が歌い継ぐ球団歌への1年目から異例の参加で、レギュラーへの一歩を踏み出す。

 涙のドラフト会議から1週間。周囲からの祝福の嵐に、度会はDeNAの一員となることを実感していた。10月26日の指名当日はLINEが700件余り届き、4000人ちょっとだったインスタグラムのフォロワーは一気に2万7000人まで増えた。

 「LINEで本当に喜んでくれて、インスタでも皆さんが凄く応援してくれる。本当にうれしい。応援してくれる人たちのためにも活躍したい」

 日に日にプロへの意識が高まる中、熱い思いが湧き出てきた。それが球団歌「熱き星たちよ」への参加だ。12年以降、主力選手が歌い継ぐ形式でレコーディングされ、メンバーに加わるのは「球団の顔」と認められた証でもある。シーズン中は横浜スタジアムで7回に流され、ファンも一体になって盛り上がる定番ソングだ。「めっちゃ歌いたいです。最近ずっと見てますから」と毎年シーズン前に行われるレコーディングへ参加を熱望。「♪Oh Oh wow wow (DeNAベイスターズ)」と口ずさんだ。実はカラオケが大得意。精密採点で100点満点を出すほどで、歌唱力に絶対的な自信を持つ。入団1年目からの参加となれば異例だが「(参加できたら)ビブラートを利かせますよ」と笑った。

 この日の練習試合では、オリックス6位の日本通運・古田島から2安打。0―1の初回1死一、三塁から中前同点打し、3回も中前打を放った。けん制球が右肩に当たるアクシデントもあったが、幸い軽傷だった。

 「力みなくいいスイングができている。(8日開幕の)日本選手権で優勝してチームに恩返ししたい」。まずは社会人で有終V。そしてDeNAで躍動&熱唱するつもりだ。(秋村 誠人)

 ▽熱き星たちよ 大洋から横浜に改称した92年に発表された球団歌。12年のDeNA買収後も継続して使用されたが、曲調はディスコ&テクノ風にアレンジされた。毎年、監督や主力選手が歌唱するバージョンアレンジを発表。今年は田代コーチ、佐野、山崎、牧、伊勢、大田、入江、京田が参加した。横浜スタジアムの最寄り駅のJR関内駅では発車メロディーに使用される。

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