奇襲で由伸粉砕! 阪神・岡田監督 輝ヘッスラ盗塁&DH抜てき渡辺諒V撃!8-0大勝で関西シリーズ先勝

[ 2023年10月29日 05:15 ]

SMBC日本シリーズ2023第1戦   阪神8ー0オリックス ( 2023年10月28日    京セラD )

初戦を制し、選手を出迎える岡田監督(中央)(撮影・岸 良祐)
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 「SMBC日本シリーズ2023」は28日に京セラドームで第1戦を迎え、阪神がオリックスに先勝した。5回無死一塁からの初球二盗で好機を広げて一挙4点を先行。岡田彰布監督(65)が鮮やかな奇襲で難敵の山本由伸投手(25)を攻略した。1964年の南海―阪神以来、59年ぶり2度目の「関西シリーズ」は猛虎の快勝で幕開けした。

 岡田監督が奇襲で難攻不落の山本をぐらつかせた。5回無死一塁で打者ノイジーの初球。一塁走者・佐藤輝を走らせた。球種はフォーク。ノイジーが空振りで助け、ヘッドスライディングで二盗が決まった。

 「無死から、ましてや初球。勢いをつける盗塁だった」

 59年ぶり関西シリーズ。敵地にもかかわらず球場の半分を埋めた虎党が沸き、均衡状態の天秤が虎に傾いた。1死三塁になり、7月4日の広島戦以来の先発起用でDHに指名した渡辺諒が中前へ落ちる先制打。打つ手が次々当たった。

 布石は初回1死一塁からの二盗失敗にあった。3球連続フォークによるカウント1―2から4球目の直球で中野が走り、森下の見逃し三振で併殺になった。

 「中野がアウトになっているから、基本的にあれで(盗塁は)来ないと思うやんか。盗塁に関しては思い切りがいいからな佐藤(輝)は。ホンマに初球から行きよったと思たけどな」

 走者を背負って変化球が多い配球を踏まえたサインで佐藤輝の背中を押した。失敗を逆手に取った積極策で攻撃が波に乗り、6月の交流戦は8回2安打で1点も取れなかった難敵から一挙4得点。3年連続4冠投手に自己ワーストタイ7失点を食らわせ、6回途中でKOした。

 岡田監督にとっては日本シリーズ初勝利だ。前回05年はロッテに4連敗。4試合合計で「4―33」の完敗だった。当時から変わったことがいくつかある。「俺はミーティングなんか出てないよ。球場に来てたのは、いつも(練習が始まる)2時すぎやったで」と鼻で笑って振り返る04~08年の第1次政権に対して今季は全ての“作戦会議”に出席。若くて伸びしろがある選手に野球を教えることが65歳の無上の喜びになっていた。

 大事な初戦は「真っすぐを打て、フォークを見送れとしか言うてないよ」とシンプルな指示。5回の5安打のうち4本は150キロ超えを捉えた。“(山本)由伸恐れるに足りず”とばかりに事前に「そんなにええんかなと思ってるよ」と訴えた言葉が現実になった。

 8点差は球団の日本シリーズ最大得点差で、13安打は同最多。4打席目まで内容が悪かった森下にも最終回に初安打が出た。「ボール球ばっかり振って代えたろうかと思ったけど、また泣いたらあかんからな。初戦やから辛抱したよ」。岡田節もさく裂。38年ぶり2度目の日本一へ、弾みがつく先勝になったのは間違いない。(倉世古 洋平)

 ○…阪神が第1戦に勝利。過去73度のシリーズのうち、先勝チームの日本一は45度でV確率は62%。阪神の先勝は62、85、14年に続いて4度目。過去3度のうち本拠地先勝だった62、14年は敗退し、今回と同じく敵地先勝だった85年は日本一に輝いた。また、チームは03年ダイエー第1戦(福岡ドーム)から続いていたシリーズ敵地連敗を9で止めた。敵地勝利は初の日本一を決めた85年西武第6戦(西武球場)以来38年ぶり。敗れていれば94~02年西武のシリーズ敵地最多10連敗に並ぶところだった。

 ○…岡田監督はシリーズ5試合目で初勝利。今季の満年齢は66歳で、日本シリーズでは13年楽天の星野仙一監督に並ぶ最年長勝利。 

 ○…阪神が8―0で先勝した。13安打は1964年南海第5戦の12安打、8点差勝利は85年西武第6戦(○9―3)の6点差を上回り、いずれも球団の日本シリーズ最多となった。

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