阪神・梅野 無念の日本シリーズ復帰断念 懸命のリハビリも間に合わず「今は、悔しい気持ちが一番ですね」

[ 2023年10月21日 05:15 ]

セCSファイナルS第3戦   阪神4ー2広島 ( 2023年10月20日    甲子園 )

阪神・梅野
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 左尺骨骨折でリハビリ中の阪神・梅野隆太郎捕手(32)が日本シリーズでの復帰を断念することを明かした。

 「骨折した翌日からできる限りのリハビリをしてきました。できることは全部やってきて、治療もしてきましたけど、(左手の)可動域の部分でまだ難しいところもあって痛みもまだ残ってる。日本シリーズに間に合うようにやってきたつもりなので今は、悔しい気持ちが一番ですね」

 8月13日のヤクルト戦(京セラドーム)で死球を受けて戦線離脱してから2カ月が経過。患部の状態は後退することなく回復してきた。ただ、実戦出場までには時間があと少し足りなかった。鳴尾浜の球団施設でのリハビリと並行して複数の治療院に通い、ポストシーズンでの復帰を目標に一歩ずつ前進。先月12日には1カ月装着したギプスを外し、今月9日には本格的なキャッチボールも再開していた。

 リーグ優勝の瞬間には亡き同僚・横田慎太郎さんのユニホームを持って胴上げに参加。もう一度、この仲間と甲子園で大暴れしたい――。そんな目標を掲げて、鳴尾浜に戻ってリハビリを再開。CSファイナルステージもテレビからナインの戦いを見守ってきた。「チームの戦いはまだ続いていくので」。10月28日に始まる「日本一」への最後の戦いも、チームの一員として戦う気持ちは変わらない。(遠藤 礼)

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