阪神・桐敷が侍守護神候補に 井端監督と会談した岡田監督「7、8、9回を期待してる言うとった」

[ 2023年10月11日 05:15 ]

フェニックス・リーグ   阪神ーヤクルト ( 2023年10月10日    西都 )

<フェニックスリーグ 神・ヤ>阪神の3番手として登板した桐敷(撮影・岸 良祐)
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 アジアプロ野球チャンピオンシップのメンバー候補に入っている阪神・桐敷が、侍ジャパンの守護神候補にも浮上していることが分かった。「桐敷も(リストに)入ってた」。侍ジャパン・井端監督との会談後、岡田監督が明かした。伸びしろ十分の2年目左腕が受けた評価は予想以上だった。

 「(井端監督が)7、8、9回を期待してる、みたいなことを言うとったけどな。えらい急にのう。結果もちゃんと出てるしなあ」

 新たな役割での活躍ぶりが目に留まった。先発として期待された今季は開幕2軍スタート。今季初登板初先発となった5月26日の巨人戦では7回1失点でプロ初勝利を挙げた。しかし、チーム事情もあって7月26日の巨人戦からは中継ぎとしてフル回転。先発2試合に対し、中継ぎでは25試合に登板して救援防御率0・94と抜群の安定感を誇った。

 この日もフェニックス・リーグで存在感を発揮した。ヤクルト戦の7回から調整登板。先頭の沢井をわずか3球で二ゴロ、続く宮本も4球で三ゴロに仕留めた。最後は赤羽を外角低めのフォークで空振り三振。最速146キロの直球を中心にストライク先行の投球で、打者3人をパーフェクトに抑えた。

 「やるべきこと、やりたいことができ、良い感じでいけている」
 ポストシーズンへ向けては順調そのもの。登板後に侍ジャパン候補であること伝え聞くと驚いた表情を見せた。「初耳?そうです。本当にうれしいです。本当に“まさか”。必要だと思ってもらえるようにCSでも頑張りたい」。初めての日の丸にも手が届く位置にいる。ロングリリーフも可能な貴重な24歳左腕が、まずは短期決戦でアピールする。

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