巨人・阿部新監督「引き受けていいのか…」悩みを振り払ってくれた原監督からの「最高の言葉」

[ 2023年10月6日 19:57 ]

<巨人・監督交代会見>笑顔で手を合わせる(左から)山口オーナー、阿部新監督、原前監督(撮影・尾崎 有希)
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 来季から指揮を執ることが決まった巨人の阿部慎之助新監督(44)が6日、都内で就任会見を行った。シーズン最終戦となった4日に今季限りでの退任を発表した原辰徳監督(65)と、山口寿一球団オーナー(66)も同席。会見では3年契約で、背番号は「83」であることが発表された。

 阿部新監督は素直な胸の内を明かした。

 「引き受けていいのか本当に悩み、自問自答しました」。2年連続Bクラスという結果に「ファンの皆さまに残念な思いをさせてしまった。ディフェンスチーフコーチとして、屈辱を味わいましたし、ファンの皆さまにも残念な思いをさせてしまったので(自身が)責任を取らなければいけない。CS進出がなくなった日からずっとそういう気持ちだった」と考えていたと吐露。

 一度は快諾したものの、再び「自問自答した」という新指揮官。背中を押してくれたのは、原監督の言葉だった。「監督室で原監督に(自分の後が)“慎之助で良かった”」と言われ「それが決心させてくれた最高の言葉だった」と回想。「永遠の監督」からのシンプルな言葉に心を動かされ「ファンの皆さまには、残念な思いをもうさせないように、強い巨人軍、愛される巨人軍をですねつくるべく、本当にチーム一丸となって戦っていきたい。巨人軍には最高のファンがついている。最高のファンの皆さんとともに、喜びをセプテンバーに味わえれば」と力強く誓った。

 9月に奪還へ――。原イズムを継承すると誓い「83」を背負う阿部新監督が率いる新生巨人は、14日からジャイアンツ球場で行われる秋季練習で始動する。

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