巨人ドラ4・門脇誠が殊勲 10球以上粘ってのサヨナラ安打は巨人初、新人でも初の快挙

[ 2023年9月17日 18:41 ]

セ・リーグ   巨人3―2ヤクルト ( 2023年9月17日    東京D )

<巨・ヤ>サヨナラ打の門脇は岡本和と喜び合う (撮影・西川祐介)
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 巨人のドラフト4位ルーキー、門脇誠内野手(22=創価大)がヤクルト戦(東京D)に「2番・遊撃」で先発出場。2―2で迎えた9回、粘りに粘った10球目をプロ初のサヨナラ打とし、チームの危機を救った。

 右上肢のコンディション不良から86日ぶりの復帰戦となった守護神・大勢が1点リードを守れず、2―2と追いつかれた直後の9回裏だった。

 先頭の岡田が中前打で出塁し、吉川が初球で送りバントを決めて1死二塁。大勢の代打・中山は見逃し三振に倒れて2死となったが、6回に同点アーチを放っている丸が申告敬遠されて2死一、二塁。このチャンスに打席へ入った。

 これまでアマチュア時代も含めてケガをしたことがなく、原監督から「ストロング門脇」とキャンプ中に命名されたルーキー。ストロングなのは体だけではなく、プレッシャーをものともせず相手4番手右腕・清水からファウルで粘りに粘った10球目、146キロ直球を中前へ弾き返してプロ初のサヨナラ打を放った。原監督は殊勲打を放った門脇を力いっぱい抱きしめ「気持ちが強い」と賛辞を送った。

 なお、巨人新人のサヨナラ安打は2018年6月10日西武戦(東京D)の大城卓三以来5年ぶり12度目。10球以上粘ってのサヨナラ安打はセ・リーグでは19年9月19日広島戦(横浜)のDeNA・ソト(11球)以来4年ぶり12人目、巨人および新人では門脇が初の快挙となった。

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