中日・涌井　2カ月ぶり4勝目　「0で抑えたことがなかったのは頭にあった」今季18戦目で初の無失点

セ・リーグ   中日3―０ヤクルト （ 2023年8月29日    バンテリンD ）

＜中・ヤ＞最後を締めたR・マルティネス（右）からウイニングボールを受け取る涌井（撮影・椎名　航）
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　中日・涌井が7回5安打無失点で、6月25日のヤクルト戦以来、自身2カ月ぶりとなる4勝目を挙げた。

　「主砲が本塁打を打つとチームも盛り上がるし、僕も、その後を抑えられてよかった」

　勝負どころを間違えなかった。初回に細川の18号2ランで援護を受けた直後だった。四球と暴投などで1死二塁を招いてギアを上げた。オスナを外角いっぱいの150キロ直球で右飛。最後は中村を内角147キロ直球で、見逃し三振に仕留めた。

　「ドラゴンズに入って0で抑えたことがなかったのは頭にあった」。今季18戦目で初の無失点で降板し、チーム今季5度目の零封リレーを演出し2連勝に貢献した。立浪監督からも「前回登板でもそうですが、真っすぐの切れも戻ってきたし、よかったです」と称えられた。（湯澤　涼）