DeNAバウアーほえた! 中4日で来日最多128球、2失点完投で6勝目 「夢かなうまで挑戦!」

[ 2023年7月6日 20:52 ]

セ・リーグ   DeNA3―2ヤクルト ( 2023年7月6日    横浜 )

<D・ヤ>6回、オスナを三振に仕留めガッツポーズのバウアー(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAのトレバー・バウアー投手(32)が6日のヤクルト戦に中4日で先発。来日最多の128球を投げ、9回4安打2失点の来日2度目の完投で6勝目を挙げた。

 3回1死から武岡にこの試合初安打となる左前打を許すと、2死二塁から並木に対して、カットボール、スライダーを連投。カウント2―2からの5球目を中前に運ばれ先制を許した。

 それでも追加点を許さない。4回にも1死一、二塁のピンチを迎えたが、内山を三飛、長岡を二ゴロに仕留めた。そして、逆転してもらった直後の6回。先頭の山崎に四球を与えたが、サンタナをスライダー、村上をナックルカーブ、そしてオスナを156キロ直球で3者連続空振り三振に斬り、雄たけびを挙げた。このオスナの打席でこの日最速の157キロをマークした。

 8回2死二塁からサンタナに中前打され1点を失ったが、村上に対しては2球で追い込み、外角のボールからストライクに入るバックドアのナックルカーブで見逃し三振に仕留めた。9回も150キロ台の直球を連発。本拠のファンからも大きな声援が起きた。

 打線はプロ初先発となったヤクルト・丸山から、3回から43歳石川へとつなぐヤクルトのリレーに対し、なかなか得点を奪えない。初回無死二、三塁の先制機を逃すなど嫌なムードが流れていたが、5回に相手に2失策もあって、桑原が左翼へ同点適時打、ソトの左前2点適時打で逆転に成功した。

 バウアーは前回登板となった1日の中日戦では6回10安打2失点(自責1)。0―2の6回には味方の緩慢な守備の後、何度も雄叫びを上げるなどヒートアップ。「かなり腹が立っていた。前半はチャンピオン(になるチーム)の野球ができてなかった」とチームを鼓舞した。「(怒りは)誰かにではない。あの状況に対して腹が立った。不運もあったし、優勝するチームの野球ができない状況に、自分に対しても」と話していた。

 6月は4試合に先発して4勝。そしてこの日の快投で5連勝となった。首位・阪神が広島に敗れて1.5ゲーム差。バウアーがチームをけん引している。

 ▼バウアー (日本語で)ありがとうございました。夢かなうまで挑戦!(その後通訳を介し)とにかく連敗を止めたかったので、何が何でも勝ちたいという気持ちでマウンドに上がった。とにかくいけるところまでいきたいと思っていた。終盤、スピードもあがっていましたし、コントロールも良くなっていたので、最後まで投げ切れて良かったです。(村上との対戦は)素晴らしい打者ですので、危険でリスクの高い勝負でしたが、すごい楽しい対戦だった。(通訳の誕生日に)本当に誕生日おめでとう。グラウンドでの成功はみなさんの声援のおかげだと思っています。この光景は本当に素晴らしいです。いつも応援ありがとうございます。

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