DeNA・山崎康晃「一発で負けたのは反省」優勝へTQBへの意識は「難しくて…細かく計算することなく」

[ 2023年6月19日 23:59 ]

交流戦   DeNA―日本ハム ( 2023年6月19日    横浜 )

<D・日>10回、万波にソロ本塁打を浴びる山崎康 (撮影・白鳥 佳樹)
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 DeNAが19日、日本ハムに延長10回の末、3―4で敗れ、自力で交流戦初優勝を決めることはできなかった。勝敗は11勝7敗でDeNA、ソフトバンク、巨人、オリックスで並んだが、得失点率差で、ソフトバンクを上回り、トップで終えた。優勝の行方は20日以降に持ち越しとなった。

 勝つか引き分けるかで優勝が決まる一戦。3―3で迎えた10回から登板した山崎康晃投手(30)は1死から万波に左越えソロを浴びた。守護神は試合後、「ゾーンに残ってしまった。でも、一番の反省点は一発警戒の場面で、一発のあるバッターに運ばれてしまったこと。後は今日に関しては重なった、反省を生かしてマウンドに上がらないといけない。時間を有効に利用して、顔を上げて、悔しい負けとはなりましたけど、自分の投げたボールを反省して後半戦また頑張っていきたい」と落ち切らなかったフォークボールについて語るとともに、反省点をかみしめ、前を向いた。

 山崎との主なやりとりは以下の通り。

 ――落ちきらなかった?

 「ゾーンに残ってしまった。でも、一番の反省点は一発警戒の場面で、一発のあるバッターに運ばれてしまったこと。後は今日に関しては重なった、反省を生かしてマウンドに上がらないといけない。時間を有効に利用して、顔を上げて、悔しい負けとはなりましたけど、自分の投げたボールを反省して後半戦また頑張っていきたい。いろんな要因があった。いろんな思い中でのホームランというところはクローザーとして難しいところになった。これが野球。後半戦1球、1試合の重みを感じることが出てくると思うので、今日のような一球に悔やむことがないように後半戦にいかせていきたい」

 ――選手の雰囲気は?

 「ピッチャーの中ではそういう雰囲気を出さないようにいろんな声をかけた。球場の雰囲気やセレモニーも含めて、絶対みんなが緊張するのは避けられない。その中でどっしり戦う、という意味ではいつもと同じような雰囲気を保ったつもりだった。一発で負けたのは、反省していきたい」

 ――TQB。1点で抑えたから意義が大きい。意識は?

 「いやいや、全くなかったですね。とにかく目の前のバッターを抑えていくことが僕の使命だと思っていましたし、その1点は後から聞いたら鳥肌が立つ。そう言うところで勝負していると改めて感じる。みんながつないでくれたチャンスをものにすることはできなかったけど、今後も上野チームと、もしくは追ってくるチームとそういう中で戦う。監督が“優勝しよう”と言ったように、そういうところも目先におきながらやっていかないといけない。プレッシャーと対峙しながら意識しながらやっていきたい」

 ――負けたが粘り、成長は?

 「ミーティングでこういう最後まで順位争いできる喜びを感じながら、一日で成長できると思うと話した。こういう立場でさせてもらってシーズンでみんなが成長できると信じている。今日の負けを、僕を中心に生かしていかないといけない。これで学んだものも非常に多い。今後も生かしていきたい」

 ――1点に抑えたことで優勝の可能性が高くなった。

 「さっきスポナビで見たんですけど難しくて、読むのやめちゃって。選手もそういう状況でやっているので、数字に関しては細かく計算することなく、みんなが全部網羅できては…。そういう戦いの中で目の前のバッターを抑えていくことが大事だになってくると改めて感じます」
 

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