マー君が初のファンミーティング開催、ウィキペディアの誤情報を一緒に訂正

[ 2023年1月22日 16:57 ]

<楽天・田中将ファンミーティング>wikiの記事を見て「本塁打は13本じゃなくて17本」と訂正を要求する田中将(中央)(撮影・篠原岳夫)
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 楽天・田中将大投手が22日、都内で自身初のファンミーティング「AKRacing Presents マー君ROOM2023」を開催した。305人のファンが来場し、トークイベントなどで盛り上がった。

 平成ノブシコブシの吉村崇、元楽天の青山浩二氏がゲストとして登場。3人で田中将のネット百科事典「ウィキペディア」を閲覧し、誤っている情報を指摘し、参加しているファンらが正しい情報に訂正していった。

 ウィキペディアは一般のユーザーが編集を行うことができるのが特徴。「兵庫県伊丹市出身(徳島県生まれ)」という情報に「これは違います。どこから徳島が出てきたんだろう?」と田中将。また「高校通算13本塁打」という触れ込みには「実際は17本です。もっと打っています」などと指摘していった。これらの情報はイベント終了前には正しく訂正された。

 「少しずつ日常に戻ろうとしている中で、何か皆さんと一緒に同じ空間で楽しいことをしたいなと。そういう時間を皆さんと共有できればいいな、という思いが一番でした」と開催への思いについて説明した。グラウンドやキャンプ地などでもファンとの触れ合いは大きく制限されたが、久しぶりに近い距離でファン一人一人の笑顔に触れ、田中将自身も終始笑顔がたえなかった。

 「この2年はなかなか思うような成績を残せなかった」と21年の楽天復帰後は4勝、9勝という数字にとどまった。巻き返しを期す今季に向けて「ファンの声援が力になると決まり文句のごとく言うけど、でもこれって本当にあるんですよ。プレーヤーは凄くそういうのは感じている。声援が、応援が最後に背中を一押ししてくれる感覚。(この2年)それがなく寂しいというのはある。早くできるだけ戻ってほしいという思いは選手としてはあります」と熱狂したかつてのスタジアムに少しでも近づけるよう、ファンと勝利の喜びを共有できるように願っていた。

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