ソフトB・栗原 「ハンバーガー効果」で肉体ボリュームアップ 米アリゾナ自主トレから帰国

[ 2023年1月22日 05:02 ]

アメフトのボールを使い練習するソフトバンク・栗原(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 キャンプインを前に“ハンバーガーボディー”が完成されていた。ソフトバンク栗原陵矢内野手(26)が21日、今年初めて筑後ファーム施設を訪れ、調整した。米アリゾナ州で初の単独自主トレを終えて20日に帰国。昨年3月に負傷した左膝の状態は「98%」まで回復したことを明かし、ハンバーガーの積極摂取と筋力トレーニングで上半身を中心にさらに屈強となっていた。

 心技体ともにアメリカナイズされた栗原が、筑後に戻ってきた。2日から単独渡米し、アリゾナ州にあるリハビリやトレーニングを行う施設で自主トレ。20日朝に帰国した。時差ボケの影響も無く、調整再開後、肉厚となった上半身の変化を振られると即答した。

 「いやー、ハンバーガーじゃないんですか、ハンバーガー効果じゃないですか。ハンバーガーのおかげ」

 体重の詳細数値こそシークレットとしたが、昨秋の宮崎キャンプ時よりもさらに肉体はボリュームが増した印象だ。サボテンにカウボーイ、グランドキャニオン国立公園で知られるアリゾナ州の滞在。効果は、ハンバーガーにとどまらない。

 「ヤンキースやいろんなメジャー選手との交流で刺激をもらえたり、トレーニングを学んだり。圧倒的なフィジカル、スピード、パワーを感じた。行って良かった」。17年には工藤公康前監督、18年オフに嘉弥真らも訪れた専用施設で体のケアや打撃を吸収。常駐する日本人トレーナーに左膝の治療を受けながら独学の英会話で交流した。「オン、オフのスイッチの入れ方も凄かった。もう少し(英語を)しゃべれたらな」と語るほど、無限の好奇心が湧いた。

 昨年3月30日のロッテ戦、左翼守備で中堅・上林と交錯し左膝を負傷。前十字じん帯再建などの手術を受け、22年は終わった。その左膝は順調に回復。残すは実戦での細かい動きのみだ。20日には上林が初めて筑後を訪れて昨年5月に痛めた右アキレス腱の状態を「99%」と主張。すぐさま笑顔で反応した。

 「上林さんは99%と言っていたので98%に、しといてください」。今季からは正三塁手の座を奪いにかかる。「競争を意識しながら、やっていきたい」。重厚なハンバーガーボディーで、ホットコーナーにかぶりつく。(井上 満夫)

続きを表示

2023年1月22日のニュース