カージナルス1、2番コンビ 日韓代表でWBC出場へ 日本代表にヌートバー、韓国代表にエドマン

[ 2023年1月5日 05:00 ]

カージナルスのヌートバー(左)とエドマン(AP)
Photo By AP

 WBCに出場する侍ジャパンにカージナルスのラース・ヌートバー外野手(25)が選出されることが決定的となった。母が日本人で、日系人選手の日本代表入りは初めて。ヌートバー本人は出場意思を伝えており、球団側と出場条件などについて交渉を重ねてきた。左打ちの大型外野手で広い守備範囲と強肩が特長。昨季は108試合に出場して打率・228、14本塁打、40打点だった。かねて栗山監督は「日系人選手の招集の道筋をつけるのも使命だと思っている」と話していた。

 また、韓国代表の最終メンバーが発表され、カージナルスのトミー・エドマン内野手(27)が選ばれた。こちらは母が韓国出身。21年にゴールドグラブ賞を受賞した堅守の二塁手で遊撃もこなし、昨季は153試合で打率・265、13本塁打、57打点、32盗塁だった。昨季はヌートバーとの2人がチームで1、2番を任される試合も多かった。カ軍の1、2番コンビが、ルーツのアジアである日韓代表として出場へ。両国は1次ラウンド同組で、3月10日に東京ドームで対戦する。

 ≪韓国最終メンバー発表≫ 韓国野球委員会(KBO)は4日、WBCに出場する最終メンバー30選手を発表した。メジャー組はエドマンの他、昨季遊撃の定位置をつかんだ金河成(キム・ハソン)(パドレス)、通算61本塁打の崔志万(チェ・ジマン)(パイレーツ)の2選手が選出された。投手陣は21年東京五輪準決勝の日本戦で先発した横手右腕の高永表(コ・ヨンピョ)(KT)、ともにメジャー経験のある代表常連左腕の金広鉉(キム・グアンヒョン)(SSG)と梁(ヤン)ヒョンジョン(KIA)、元中日の李鍾範(イ・ジョンボム)氏を父に持つ外野手の李政厚(イ・ジョンフ)(キウム)らも名を連ねた。

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月5日のニュース