阪神 練習再開へ着々 トレーニング室20人→8人でマスクなしでも使用OK

[ 2020年4月13日 05:30 ]

外出禁止要請が出され人通りの少ない阪神甲子園球場 (撮影・後藤 大輝)
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 活動停止中の阪神は再開後の練習方針を少しずつ整え始めた。谷本修球団本部長(55)は12日、電話取材で現在閉鎖しているトレーニングルームの使用法について言及。感染予防対策を施した上で人数制限すれば、マスクを着用せずに使用できるメドが立ったことを明かした。

 「地域アドバイザーの先生に質問したのが返ってきまして。簡単に言うと、ソーシャルディスタンスを取って消毒もきちんとやれば、マスクまでは必要ないでしょうというコメントをいただいた。通常の人数の半分以上を抑えるとか。広い方(の部屋)は20人くらいですけど、それを8人以下とかで」

 屋外グラウンドはともかく、筋力トレーニングの場となる室内施設の使用については何度も情報収集してきた。前日に確認できたキャッチボールに続き、専門家のゴーサインが出たことは前進といえる。ただ、あくまで再開時期は未定で、まずは「施設開放ですね。かなり時間と人数を限って開放するみたいな形になると思う」とした。

 一方で体が動かせなくても、個人でのデータ分析や野球の勉強は可能。すでにスコアラー陣がキャンプ、オープン戦に加え、本来はシーズンに組み込まれていた3月20~26日までのセ・リーグ全練習試合の映像も配布。自宅で携帯からチェックできる態勢を整えている。関係者は「この時間を有効に利用してもらえれば」と期待。いつか来る開幕に向けて、できる限りの準備は進めていく。(山添 晴治)

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2020年4月13日のニュース