球春到来！今年は2軍も熱い　監督にビッグネームがズラリ

コーチ会議に出席した阿部2軍監督（撮影・森沢裕）
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　球春到来だ。あす2月1日にプロ野球がキャンプイン。今年の注目といえば、ロッテのドラフト1位ルーキー・佐々木朗希投手（18＝大船渡）や西武に復帰した松坂大輔投手（39）。さらにメジャー通算282本塁打を誇るアダム・ジョーンズ外野手（34）がオリックスに新加入するなど大物メジャーリーガーが多く来日。気になる話題が多いが、今年は2軍も熱い。

　今季、12球団中5球団の2軍監督が新任。特にイースタン・リーグは7球団中4球団が新監督だ。その4人は巨人・阿部慎之助、DeNA・三浦大輔、ヤクルト・池山隆寛、楽天・奈良原浩。さらに昨年から指揮を執っている西武・松井稼頭央、日本ハム・荒木大輔、ロッテ・今岡真訪とビッグネームがズラリと並ぶ。

　1月中旬に開催されたイースタン・リーグの監督会議には、約30人の報道陣が集結。NPBの杵渕和秀セ・リーグ統括が「十数年、この会議に参加していますが、こんなに来たのは初めて」と注目度の高さに驚いたほどだ。ロッテ・今岡2軍監督が「豪華ですね。2軍が注目されれば、選手が育つ環境になる」といえば、日本ハム・荒木2軍監督も「監督を見に来るでも何でもいい。選手は見られると成長する」と歓迎する。

　阿部2軍監督がさまざまな改革案を掲げている巨人はコーチ陣もスター揃い。村田修一野手総合コーチ、杉内俊哉投手コーチ、木佐貫洋投手コーチ、片岡治大内野守備走塁コーチ、松本哲也外野守備走塁コーチ、実松一成バッテリーコーチ…。2軍の方が集客力があるかも、なんて声も聞こえてきてもおかしくないくらいだ。

　もちろん、主役は選手。かつてのスター選手が、どんなスターを育ててくれるのか楽しみだ。（記者コラム・青森　正宣）