ダル 余力持って4回2失点 手応え153キロ、省エネ54球

[ 2016年5月14日 05:30 ]

<ラウンドロック・オクラホマシティー>4回2失点のダルビッシュ

パシフィックコースト・リーグ 3Aラウンドロック4―5、3Aオクラホマシティー

(5月12日 ラウンドロック)
 右肘手術から復帰を目指すレンジャーズのダルビッシュ有投手(29)が12日(日本時間13日)、傘下3Aラウンドロックの一員としてオクラホマシティー戦で3度目のリハビリ登板。最速は95マイル(約153キロ)で、98マイル(約158キロ)を記録した6日と比べるとやや見劣りしたが、そこには明確な意図があった。

 「今日のテーマは余力を持って投げること。前回思い切り投げ過ぎて肘がちょっと疲れたので」4回を投げ2失点(自責点1)。立ち上がりで2四球を与えたが以降は軽快にアウトを重ねた。被安打はソロ本塁打の1本のみ。リハビリ中の体づくりが奏功し「余力を持って投げても95マイルが出る」という。カーブで3度の見逃し三振を奪い、ツーシームでゴロを打たせた。目安の60球に満たない54球の「エコ投球」に「今日は現実的な投球。(今後も)こういう感じで行こうかなと思う」と手応えを語った。

 27日(日本時間28日)からのパイレーツ3連戦での復帰が有力。あと2回の登板でメジャー復帰か問われると「みんなに聞かれて9月と答えているので、あと20回くらい?」と、いたずらっぽく笑った。 (奥田秀樹通信員)

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