藤浪は年内ノースロー 来季へ体重アップ、最終目標は100キロ

[ 2015年10月28日 09:35 ]

 今オフも、スケールアップを図る。阪神の藤浪晋太郎投手(21)が、今オフの目標体重を95キロに設定した。28日までのオーバーホールで蓄積していたシーズンの疲労を取り、29日からは来季の戦いへ向け、本格的に始動する。

 「今年のオフもトレーニング中心で過ごす予定です。体重アップも図ります。今オフで、95キロくらいまで持って行きたいと思っています」

 今オフはじっくり腰を据え、体づくりに専念する。今季はシーズン終盤から右肩に疲労が蓄積。今月19日に大阪市内の病院で受診した結果、「右肩関節の炎症」と診断された。そのため代表メンバーに選出されていた国際大会「プレミア12」の出場辞退も余儀なくされた。現在は軽いキャッチボールを行う程度。「ものすごく重症というわけではない。ただこれだけ(痛みが)長く続くことはなかったので、正直、不安はある」と話しており、年内は完全ノースローで調整する予定だ。

 11月は秋季キャンプに参加予定。ノースローのため、おのずと体づくりに専念することになる。「(右肩の)治療と並行しながら」と藤浪も見通しを立てており、割り切った調整に臨む構えだ。

 身体面は、まだまだ発展途上だ。入団時の体重は86キロ。1年目、2年目と年を追うごとにスケールアップを続け、3年目の今季は、92~93キロをキープしながらシーズンを過ごした。本人は以前から「自分の身長なら、100キロくらいあっていいと思う」と話している。そこで今オフは「95キロ」を目標体重に設定し、さらなる筋力、体幹強化に励む予定。一層、存在感が増す4年目へ向け、オフ期間に、より頑丈な肉体をつくり上げる。(惟任 貴信)

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2015年10月28日のニュース