内海 イクメンエースだ!第4子誕生、子連れトレで開幕目指す

[ 2013年12月23日 05:30 ]

練習の合間に子供の面倒を見る巨人・内海

 巨人の内海哲也投手(31)が22日、川崎市のジャイアンツ球場に3人の子供を連れて登場した。グラウンドでは走り込みなどで下半身を強化する一方、練習の合間には子供の面倒も見るイクメンぶり。12日には第4子となる長女が誕生したばかり。来季はこれまで以上に育児もこなしながら、左腕では球団史上最多タイとなる4度目の開幕投手を目指す。

 午前9時すぎ。内海は3人の子供を乗せたマイカーを駐車場に止めると、三男を抱っこしながらロッカールームへ向かった。普段はストイックに練習に打ち込むが、異例の子連れトレーニングの理由をこう説明した。

 「練習に集中したいので連れてきたくないけど、練習やイベントで家に帰ったら寝るだけ。子供の相手ができていないので」

 今オフはテレビ収録やイベント出演に追われ、十分に子供の相手をすることができていなかった。しかし12日には聡子夫人が第4子となる長女を出産したばかり。これまでもおむつ替えをしたり、練習後に幼稚園の行事に駆けつけたりと、積極的に育児に関わってきたが、今後は今まで以上のイクメンぶりが求められる。この日は練習後にテニスボールを使い一緒に野球を楽しむなど、パパとしての務めを果たした。

 だが、いざ練習に取り組む際の表情は真剣そのもの。「仕事ですから。ここで妥協してたら来季につながる。許されない」と息子たちが見守る中、インターバル走や短いダッシュを黙々と繰り返した。現在は5勤1休のペースで1年間を戦い抜くための下半身強化に打ち込んでいる。

 エースとして来季の開幕投手の座は渡さない。今季はワールド・ベースボール・クラシックに出場したため、宮国に譲ったが「それを目指してやっていくのが当たり前だと思う」ときっぱり。菅野らとの争いを制し、左腕では金田正一氏に並ぶ球団史上最多の4度目の大役を目指すことを宣言した。

 練習を終えるとすぐに子供を車に乗せ、家族サービスのため帰路についた。4人の子を持つパパとして、イクメン左腕が野球と育児の二刀流でフル回転する。

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2013年12月23日のニュース