中畑監督 被災地のお地蔵さんに涙「前を向いてがんばっぺ!」

[ 2013年12月23日 05:30 ]

地蔵に手を合わせるプロ野球・横浜DeNAベイスターズの中畑清監督(左端)

 DeNAの中畑清監督(59)が22日、福島県南相馬市小高区に建立されたお地蔵さんの除幕式に参列した。

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県37市町村50カ所にお地蔵さんを建てるNPO法人「被災地に届けたい“お地蔵さん”プロジェクト」が建立したもので、宮城県石巻市南浜地区に続いて2カ所目の設置。死者636人、行方不明者111人を出した南相馬市の中でも小高区は、原発事故の影響もあって復興にほとんど手がついていない。同プロジェクトの特別顧問を務める中畑監督は「震災を風化させたくない。みんなの心がひとつになるよう、供養と復興を念じてできたお地蔵さん。子供の地蔵を見るとたまんないよ」と涙ぐんだ。

 除幕式の後は今も約800人の被災者が生活する原町区の仮設住宅を訪問。「弱いチームの監督をしていますが、負けても負けても前を向いて戦い、今年は順位を1つ上げました。復興も一歩ずつ。後ろを向かず、一緒に前を向いてがんばっぺ!」と激励した。

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2013年12月23日のニュース