東浜温存も…亜大「団結力」で10年ぶり優勝に王手

[ 2012年6月18日 06:00 ]

< 龍谷大・亜大>8回1死三塁、亜大・堀尾のスクイズで三走・山下が生還

全日本大学野球選手権準決勝 亜大4-2龍谷大

(6月17日 神宮)
 亜大はエースの東浜抜きで10年ぶりの優勝に王手をかけた。九里、飯田、山崎のリレーで2失点で切り抜け、生田勉監督は「東浜だけじゃなく、チームが団結して勝ったのが収穫」と手応えを口にした。

 生田監督は大会前、東浜を決勝までの4試合全てに先発させると明言していた。しかし、雨天順延となった16日の準決勝前に東浜が指揮官に直訴した。「自分が投げなきゃ勝てないというチームではいけない。投げろと言われれば投げますが、チームが1つにまとまらないと勝てない」。東浜は他の投手陣に全国の舞台を経験させたかった。その期待に応えて九里らがエースの手を借りずしてバトンをつないだ。

 早大との決勝は東浜が満を持して先発する。「決勝もチームとして日本一を獲るという気持ちでやりたい」。仲間の思いを胸に刻んで、エースが日本一をつかみ取る。

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2012年6月18日のニュース